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 ● 2002年3月7日 記
 
 小川町の花 福寿草

比企郡小川町中爪 ・ 同、下横田にて。
(2002年2月下旬撮影)

福寿草は町の花に指定され、小川町民にとってたいへん馴染みの深い花です。
その栽培の歴史は江戸時代にまで遡り、畑で桑の木と一緒に栽培する方法がとられたことから養蚕の盛んな埼玉県で養蚕農家の副業として広まったそうです。
(桑畑での栽培風景は
こちら。3月10日撮影
開花期が旧正月にあたるのでお正月の床飾りに喜ばれてきましたが、現代の正月は1月なので、温室で促成栽培された花が出荷されます。
県内では小川町のほか、花園町、川本町でも町の花に指定されています。

 
 
 

中爪ふれあい公園のすぐ脇の畑で。
暖冬のせいか生長が早く、撮影後1、2週間ですっかり草丈も伸びてしまいました。

   

農家の庭先で咲いていた福寿草。
鉢植えとはまた違った趣がありますね。
(家主さんの了解を得て撮らせていただきました。)

 
 
 

かつてこの地方で福寿草は、養蚕農家の副業として、桑の木の間で栽培されてきました。
近年は桑畑そのものが減ってしまい、そんな風景もあまり見られなくなりました。

 
 
 

フクジュソウ
(学名:アドニス)

 

ほぼ日本全土の山野に自生するキンポウゲ科の多年草で、園芸品種は100種以上。
花期は2〜5月。
全草に強心作用があり漢方でも用いるが、素人の利用は大変危険。

  参考図書:
『関東周辺 四季の花巡り』
(昭文社 刊)
※本書で小川町は紹介されていません。
 
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