比企ライフネット 話題のこーなー

「羽化シーンの連続写真」もご覧になれます。こちら からどうぞ

国蝶オオムラサキ
放 蝶 会

2002年6月30日(日)午前10時より
埼玉県比企郡小川町小川下小川
「カタクリとオオムラサキの林」にて

主催:下小川三区コミュニティ倶楽部

* 当日記載(9月8日追補) *

地元コミュニティ倶楽部の皆さんに大切に育てられたオオムラサキが、いよいよ放たれる日が来ました。心配していた雨も上がり、明るい林の中には時折り日も差しています。今年も県内外から、たくさんの方の参加がありました。

1頭ずつ蝶を手渡してもらって・・・。
(頭=匹 蝶を数えるときの単位)

用意された果物に集まってきた蝶。美しい紫の模様がオスの特徴です。メスは体長がより大きく立派ですが、羽にこの模様がありません。

放蝶会は今年で13回目を数えます。この日放たれた蝶は約200頭。これから羽化する蛹も100頭くらいいます。保護した卵の80%は成虫になりますが、自然界では天敵に襲われたりして、5%しか成虫になれないそうです。

開催に合わせて選ばれた蛹から、見事に羽化しました。
「羽化シーンの連続写真」は
こちら
(幼虫時代の写真はこちら[1][2]

オオムラサキ(大紫、タテハチョウ科)  
体長43〜68ミリ。6〜7月に羽化し、メスは8月まで見られる。
幼虫はニレ科のエノキの葉を食べ、成虫はブナ科のクヌギ、ミズナラなどの樹液や果物の汁を吸う。
そのため、繁殖にはこれらの雑木林の手入れが欠かせない。
昔からの里山の生活と共に生きてきた蝶だと言える。

参考図書 : 松本克臣著 『ヤマケイポケットガイド9 チョウ・ガ』 (山と渓谷社 刊)
(松本先生には自然写真家としての著書がたくさんあります。ご出身は埼玉県です。)

 * 「カタクリとオオムラサキの林」では、カタクリの群落を見ることもできます。花の話題は こちら です。
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この記事の更新履歴

2003.06.17 一部写真削除に伴いレイアウトを変更。
2002.07.17 「羽化シーンの連続写真」を追加。
2002.06.30 UP。