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● 2002年7月14日 記

台風6号による河川増水の様子
(埼玉県比企郡小川町市街、同 東松山市郊外にて 7月11日撮影)

7月10日から11日にかけて、台風6号が関東南部を通過しました。まだ梅雨が明けないうちに、今年最初の台風通過です。
気象庁によると、この台風の10日午後9時現在の中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速30m、時速は55Kmでした。また、地元の降水量は9日午後の降りはじめから10日午後6時までに都幾川村で196mm、
寄居町で243mmを記録しました。
朝日新聞によれば、埼玉県内では深谷市でトラックが竜巻により横転、県北・西部で住宅14棟が床下浸水するなどの被害がありました。鉄道は、西武秩父線が飯能〜西武秩父間で運休、JR八高線が小川町〜高崎間で運転見合わせになりました。
写真は地元の槻川と、その下流で合流する都幾川の台風通化直後の様子です。災害が生じるほどの増水にならなかったのは幸いでした。

小川町市街(大塚、青山、増尾の境付近)を流れる槻川。濁流がかなりの速さで流れて行きます。
平常時の様子は
こちら

上の撮影地点のすぐ下流にある農業用水の取水口、栃本堰です。このような増水中はもちろん、濁流が用水(小川用水、水門の向かって右奥から取水)に流れないようにします。対岸に見えるのは魚道で魚が自由に行き来できます。この堰と小川用水(同日の写真)は元禄年間の地図中にすでに記されています。

ずっと下って、槻川が合流する都幾川に掛かる鞍掛橋です。場所は東松山市の神戸と上唐子の境。ご覧の通りの冠水橋です。不通になるほどの増水ではないものの、平然と渡れるのはやはり地元の車だけ?

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