比企ライフネット 話題のこーなー

 
● 2003年6月26日 記 (埼玉県比企郡小川町より)

らら…この子どこの子!?

-生きものを捨てないでね-

身近な自然の中で生きものたちの姿を観察するのは楽しいものです。
でも、「ちょっと待てよ・・・。なんでこんな所にこんな子がいるの???」と不思議に思ってしまう
ような出会いがときどきあるんです。
どうやら無責任な飼い主が、飼い切れなくなったペットを勝手に捨てに来ているようです。
人に飼いならされたペットは、自然界に放してもすぐに天敵に襲われたり、餌がとれなかったり
して死んでしまうことがあります。
また逆に、殖え過ぎてその場所の本来の生態系を壊したり、田畑や森林を食い荒らしてしまう
などの問題を起こすこともあるのです。
ペットは大切な家族の一員のはず。最後まで責任を持って世話してあげたいものです。

うさぎ!

笠山山中の林道で蝶を撮影していたときです。急に後ろで物音がしたので振り返ると、誰かがひょこひょこ歩いてきます。犬でもなし猫でもなし、よく見るとうさぎ!? それも野生のノウサギではなく、いわゆる“飼いうさぎ”でした。こちらに見つかっても逃げ出す気配はなく、呑気に葉っぱを食べ始めました。長いあいだ人に飼われていたようですが、やはり捨てられてしまったのでしょうか。おなかが一杯になったら、森の奥へと消えていってしまいました。
飼いうさぎはアナウサギ(ウサギ科)を家畜化したものです。野生化して繁殖すると集団で畑を荒らすので、害獣扱いされることもあるそうです。

↑人間をまったくおそれません。食いしんぼうで、おいしそうな葉っぱを探してあちらこちらへ。
夏なら食ベ物も豊富ですが、冬は・・・ちゃんと越せたのかな?
(3枚とも、2002年7月撮影)

かめ!


ミシシッピーアカミミガメ(ヌマガメ科)。
アメリカ原産のカメで、ペット用として輸入されたものが日本各地で野生化しています。
子ガメはミドリガメの名で、縁日の屋台などでもよく売られています。
生長すると、頭の横に文字通り耳のような赤い模様が現れます。

カメをアップ

(2003年4月撮影)

小川町を流れる槻川でも、だいぶ前から異変が目撃されているようです。上は下里の柳町橋から撮影した写真。でかい! 甲長30センチはあろうかという、最大級のミシシッピーアカミミガメです。2匹そろって、実に甲羅の干し甲斐がありそうですね(^_^;)
彼らの先祖もきっと大きくなり過ぎて、飼い切れなくなった主に捨てられてしまったのでしょう。今は何代目になるのかな?


こちらは町内の沼で見かけたクサガメ(ヌマガメ科)。甲長10〜25センチくらいになります。日本在来種ですが、外国産の同種の子ガメが、ゼニガメの名で縁日の屋台などで売られることもあります。もしこの沼にミシシッピーアカミミガメが繁殖すると、卵や子ガメが食べられていなくなってしまうおそれがあります。
(2002年5月撮影)

以上、“うさぎ”さんと“かめ”さんにご登場願いました。

 番外? 番犬?

失礼しました。うちの犬(雑種、メス、6才)です(^^;ゞ
あだ名はマスク。本名はありません。親戚の家から貰われてきたときはもう、この呼び名でないと反応しなくなっていたので。
母親は血統書付きのイングリッシュポインターなんですが、父親は不明。どこかの放し飼いのオス犬(あるいは捨て犬?)に忍び込まれて、デキちゃったんです。
飼い主には責任を持って、ちゃんと繋いでおいて欲しいですよね。
彼女にも同じことがあったら困るので、あまり気が進みませんでしたが獣医さんに避妊手術をしてもらいました。

←近所をお散歩中のマスク。かなり快活です(最近撮影)。

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