都心と比企・大里地方とを結ぶ東武鉄道東上線の輸送力増強工事が、武蔵嵐山と小川町との間
7.0kmの区間で進んでいます。内容は、武蔵嵐山から3.0kmの地点までを複線化するもので、去年
秋から準備が始まり、今年の春先からは本格的に用地の造成が行われています。完成は平成16
(2004)年度中の予定です(現場の貼り出しによると工事期間は2004年9月末日まで)。
大手民鉄で1駅間の距離が7.0km台に及ぶ例は極めて少なく、かつ武蔵嵐山〜小川町間のように
全区間単線で電車のすれ違いができないというケースは稀でした(この駅間距離は、東上線内でも
今日異例の長さです)。
複線化により、現在武蔵嵐山で降り返している電車の運転区間を小川町まで延長することができ、
平日の夕方ラッシュ時でさえ池袋で24分も待つことのある小川町行き急行電車の多くが、12〜15
分間隔で運転されるようになることが期待できます。 なお、2004年3月には関越自動車道の東松山IC〜花園IC間に新しく「嵐山小川IC」も完成します。
この年は鉄道、自動車とも、比企への交通の便が一層高まりそうな気配です。 |