メイン
« 尼崎JR脱線事故について (その11)
| 尼崎JR脱線事故について (その13) »

« 2006年02月以前 メイン | 2006年03月以降 メイン »

2005年07月26日

尼崎JR脱線事故について (その12)

参考)事故車207系電車の後継車、321系電車を試運転

 7月13日付「神戸新聞」:後継車両を公開 遺族配慮し配色変更 JR脱線事故
 7月19日付「神戸新聞」:「ゆとり仕様」321系車両を試運転
 7月19日付「読売新聞」:新車両を試運転

この新型車321系電車は、老朽化した旧国鉄時代の通勤電車の置き換え用として、すでに事故前から製造が進められていたものです。
そのため、走行性能や車体強度をはじめとする各種安全対策について、今回の事故の反省点をどう設計に反映するかは「今後の課題」(JR西日本)となります。
それでも、207系では7両編成中3両に集中装架していた動力制御装置を前後計6両に分散し、編成全体の重心を下げて脱線しにくくした工夫は評価できると思います。
従来この装置は値段が高く、装架台数を抑えるため、4~8個の主電動機(動力用のモーター)を1台の装置でまとめて制御する方式が一般的でした。
近年は製造コストも下がり、各主電動機ごとに制御装置を割り当てても不経済ではなくなったことから、321系のような試みも可能になったようです。

今回試運転が行われた321系電車は試作車で、量産車の仕様はこれから検討されるようです。
この記事の内容も“参考”程度にとどめ、これ以上のコメントは控えたいと思います。

〔続く〕

 西日本旅客鉄道(株) JR西日本公式サイト
 国土交通省福知山線における列車脱線事故について
    同   :航空・鉄道事故調査委員会

 *通信社&新聞各紙 4月25日以降の関連記事リンク集*
 共同通信社ニュース特集・尼崎JR脱線事故
 「神戸新聞」特集・尼崎JR脱線事故
 「朝日新聞」ニュース特集 尼崎・列車脱線事故
 「読売新聞」特集 尼崎・脱線事故
 「  同  」:JR脱線事故 特集 関西発
 「毎日新聞」尼崎列車脱線特集

項目: 東武・JR

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://hiki-life.net/mt3_2/mt-tb.cgi/1934

« 2006年02月以前 メイン | 2006年03月以降 メイン »

« 尼崎JR脱線事故について (その11)
| 尼崎JR脱線事故について (その13) »
メイン | 上へ↑