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2005年01月18日

これからのWEBサイトについて考えてみる

☆1日のアクセス件数が多いWEBサイトには、いくつかのある特徴がある。

さまざまなサイトを覗きながら巡回(いわゆるネットサーフィン)していると気付かされます。
個人運営によるサイトでも、アクセスが日に1000件はおろか1万件を超えるところはざらにありますが、主な共通点を挙げれば次のようになるでしょう。

 1.毎日のように更新されている。
 2.扱う話題に流れがあり、ときに意外な展開も見せる。
 3.掲示板などの訪問者が多い。

(↑某匿名巨大掲示板群サイトなど、まさにこの典型だろうと思います ^_^; )

アクセス件数とサイトの質とは必ずしも比例するとは言えませんが、社会への影響度を計る目安にはできるはずです。

☆「ホームページの作り方」?

「ホームページの作り方」といった類の本がたくさんあります。
私も3年前にお世話になりました(笑)。
「作り方」というのはつまり、WEBページ編集ソフトを使ったHTMLファイルの作り方、ということでしょう。
多くのソフトはワープロで印刷原稿を作るような感覚で操作できますから、まさに「作り方」という表現はピッタリなような気もします。

☆WEBサイトとは作るもの?

でも、最近つくづく思います。
作ったページをただネット公開するだけなら、その前に画像かPDFファイルに変換し、見たい人からダウンロードしてもらえば十分なのではないかと。
ページのサムネイル(小画像)を並べたリストを置くだけでサイトが成り立ちますから、管理人も読者も、その方がずっと楽になるのではないでしょうか。
(実際、自治体などの公共団体では、そうしているところが多いようです。)

☆ネットデビューはまず投稿から。

今、この記事をご覧になっている方で、掲示板などの投稿欄に文章や画像を発表した経験のある方は、たくさんいらっしゃると思います。
すでにWEBサイトを運営されている方なら、ほとんどの方はその前にどこかの投稿欄の常連さんだったのではないでしょうか?
私もそうでした。
借り物の投稿欄では次第に満足できなくなり、それらを自分用に一まとめにしたくなった。
それが『比企の里だより』を立ち上げたいと思った動機です。

☆WEBサイトとは投稿する場所。例えばブログ!

「ホームページの作り方を教わりたい」と思っているのに、掲示板への投稿やレンタル日記、レンタルフォトアルバムなどの利用をためらっている方。
もったいないです。
また、管理人が口出しできないくらい、訪問者の間で存在感が大きくなってしまった掲示板の常連さん。
「いっそご自分のサイトを立ち上げられては」と勧められても、「やり方がわからないから」と逃げてしまう。
ますますもったいないです。
一昨年頃から広まったレンタルブログサービスは、こうした閉塞状態を解消するのに、ある程度の役割は果たせたようです。
でも、依然様々な制約からその恩恵が受けられない潜在的ユーザー層もあるのではないでしょうか。
例えば、個人商店や中小企業などの場合はどうでしょう。

☆ネット社会に求められる“地域密着型商用向きレンタルブログ”!

商店や企業などが運営するサイトは、もちろん宣伝、営業が主目的なので商用サイトになります。
無料レンタルサーバーでは商用利用を禁じているところがほとんどですから、みな有料のサービスを利用しています。
ところが、人手の少ない個人商店や中小企業などでは、更新はおろか作りかけのコンテンツさえそのまま、というところは少なくありません。
初めて見た人から「もう廃業したのかな」と思われでもしたら、折角お金をかけても逆効果です。
そこで、更新が楽で商用利用もできる有料レンタルブログの出番です。
それも、できれば地元の商店会や同業者組合などが窓口になって、地域ぐるみで加盟できるような専用サービスが誕生するといいですね。
もちろん低予算で!

☆課題は予算とビジュアル素材の調達!?

現状では、地元商店会などが独自にブログサイトを構築して加盟店に利用させる場合、その規模に応じたブログCGIのライセンス料や、占有サーバーの使用料を集金しなければなりません。
見積もったことはありませんが、コンサルティング会社の協力も必要でしょうから、年間経費もばかにならないだろうと思います。
その点、既存のサービスなら個々の店舗が単独で気軽に利用できますが、機能も構成も個人サイト向けの設計なので、うっかりすると「店主日記」で終わりそう。
デザインがパターン化されているわけですから、写真やイラストを効果的に用いるなど、変化をつけて個性が出るよう工夫したいところです。
本当は、もっと画像のレイアウトに変化が付けられるテンプレートとか、商圏や客層別のコミュニティーサービスなどがレンタルブログに備わると理想的なんですが。

☆近くの写真屋さんに相談してみましょう。

イラストについては描ける人はけっこう身近に見つかるものですが、意外と苦労するのが写真素材だと思います。
「素材集」を買ってきても、そのまま使えるものなどなかなか見つからないものです。
これほどカメラが普及しているのに???
そんなときは、近くの写真屋さんに撮り下ろしを相談してみてはいかがでしょう。
「そうは言っても、小さい写真屋さんしかないけど大丈夫かなぁ?」
なんて心配はご無用。
一般にはあまり知られていませんが、大抵の写真屋さんには数名のフォトグラファーとのコネクションがあり、依頼内容に合った人を派遣してくれます。
スタジオも備えた写真屋さんなら、商品撮影も頼めるので好都合です。
記念撮影ばかりが写真屋さんの仕事ではないんですよ(^_-)-☆

☆撮影料の中身は?

フィルム代や現像代、またデジタル撮影ならデータの保管代などの必要経費に加え、撮影技術料や出張費などが含まれます。
そして大事なのは著作権料(原稿料)です。
一般に著作権料はライセンス料で、権利は依頼した写真屋さんやフォトグラファーに帰属します。
そのため、依頼主が一切自由に写真を使いたい場合は著作権を買い取ることが原則ですので、前もって相談しておく必要があります。
もちろん、人物が被写体になる場合は、肖像権は写された人自身に帰属します。

☆WEBサイトは出版局? 放送局?

話を最初の方にもどします。
作ったページをネット公開するだけなら、画像かPDFファイルを置けば済む話です。
自治体などの公共団体では、公文書や各種資料、行政書式などのネット配布を目的にWEBサイトを開設している面も大きく、そのような用い方はまさに妥当でしょう。
ですが、毎月の出来事まで同じように、「広報」誌面のPDFファイルの公開で大方済ませてしまうという事例が目立つのは、ちょっと考えものではないでしょうか。
まず、ネットを通じて日々の出来事を小まめに発信し、その中から住民にとって本当に必要な情報、関心の高い話題はどれかを吟味して「広報」の編集に反映させる。
それぞれの出番を明確にしてこそ情報の価値も高まると思うのですが、現状は本末転倒。
無理、無駄もあるような気もするのですが、皆さまの地元ではどうでしょう?

何とかしたいなぁ・・・と思う、今日この頃です。

項目: 日常・雑感

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コメント

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投稿者 ヒロキ : 2005年02月13日 23:36

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