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2006年01月17日

新登場「さくらのブログ」と老舗のブログ「タイプパッド」

*管理人より
1月11付記事「無料ブログに反対」で、この記事のタイトルにある有料レンタルブログサービスをご紹介する予定でしたが、スペースの関係からこちらでご紹介させていただくことにしました。
「無料ブログに反対」でも取り上げたましたが、クレームなどの「連絡フォーム」や各種「注意事項」へのアクセスのしやすさを中心に、ここでは「さくらのブログ」について特長をまとめてみたいと思います。

・有料ブログサービスの例 (現在全くの無料サービスは予定されていません)
 タイプパッド(Six Apart-TypePad) シックス・アパート(株)運営
 さくらのブログ&レンタルサーバ さくらインターネット(株)運営

新登場「さくらのブログ」 さくらインターネット(株)運営

「さくらのブログ」はちょうど2か月前、2005年11月17日に提供開始されたばかりの新しい有料レンタルブログサービスです。2004年7月提供開始の「さくらのレンタルサーバ」に、セット機能として新たに追加されました。システム運営はブログ関係会社のシーサー(株)との提携によるものです。

 さくらインターネット(個人向けサービス):2005年11月11日付 お知らせ
 さくらのレンタルサーバ、ブログ機能「さくらのブログ」提供開始のお知らせ

ブログ追加後も料金はそのままなので、上記「お知らせ」には「『さくらのレンタルサーバ』をご利用中のお客様は無料でご利用いただくことが可能です」と書かれていますが、昨今のブログの隆盛から、両レンタルサービスの主従関係は近々逆転(?)するかも知れません。
なお、さくらインターネット(株)ではインターネット接続サービス「さくらのフレッツ接続」も提供していますが、ブログ機能の追加は今のところ予定されていないようです。また、全く無料のレンタルブログサービスについても同様です。

驚くほどアクセスしやすい「さくらのブログ」の
「連絡フォーム」と「注意事項」さらに「フリーダイヤル」

まず、「連絡フォーム」へのアクセスのしやすさから。
さくらインターネット(個人向けサービス)公式サイトのトップページをご覧ください。「サポート/お問合せ」へのリンクが、何と“真上の一番最初”にあります。
アクセスするとまず「FAQ」の表紙へ飛び、その左上のサイドバーメニュー内に「お問合せ」へのリンクが。そこをクリックすればもう「お問合せ」の表紙です。そこには「お問合せフォーム」と、契約者でなくても誰でもかけられる「フリーダイヤル」(めずらしい!)の簡潔な説明。
トップからほんの3クリック目で「お問合せフォーム」にたどり着き、あとは「質問の種類」のプルダウンメニューから「迷惑行為・不正なサイトの報告」など該当項目を選んで連絡事項を打ち込み、指示に沿って進むだけです。
また、「お問合せ」の表紙の下に「こんなときは…」という見出しがあり、「さくらインターネットのユーザから迷惑行為を受けた、違法性の高いウェブサイトを見つけた…!」場合の説明ページへのリンクがあります。このリンクは(法人向けサービス)サポートぺージ内の「ルールとマナー・abuse」へのバイパスルート。
左側に「禁止事項について」、「迷惑行為・違法行為とは」、「迷惑メール(スパムメール)の対応」など運営会社としての具体的な対応方針を説明したページへのリンクメニューが、右側には「迷惑行為・不正なサイトの報告」専用窓口へのメール送信リンクが並んでいます。この種の連絡なら「お問合せフォーム」より手続が簡潔です。
まさに至れり尽くせり。クレーム処理受付の準備体制はトップレベルと言えるでしょう。「サポート/お問合せ」へのリンクはトップページだけでなく、(個人向けサービス)サイト内ほぼ全ページの同じ位置、“真上の一番最初”にあり、目を見張る徹底ぶりです。特に、トップからわずか2クリックで案内の出る、誰でもかけられる「フリーダイヤル」は、各社有料サービスの中でも極めて貴重。実に堂々としたものです。
これと比べ、ページ最下部の文字列の中に小さなリンクだけ有ったり、無かったり、会社概要のページからいくつもリンクを探らないとたどり着けないような“ありがちな事例”はどうでしょう。次元が違うほどの大違いです。

次に「注意事項」などへのアクセスです。
すでにトップから3クリックで(法人向けサービス)サポートぺージの「ルールとマナー・abuse」へたどり着ける説明をしましたが、(個人向けサービス)サイト内も実に驚くほどの徹底ぶり。
トップページの各種サービスメニューの最初(つまり最主力商品)、「さくらのブログ」が利用できる「さくらのレンタルサーバ」のコンテンツへアクセスします。左上のサイドバーにコンテンツ内各ページへのリンクメニューが並べられているのはセオリー通り。
驚くべきは「特長」、「プランと価格」、「機能紹介」などの案内ページに続いて「ご利用上の注意」や「約款」が同列に扱われていることです。利用者が普段アクセスする「コントロールパネルへ」や「オンラインマニュアル」などはその最下部。優先順位に対する意識が他社とは違う、…と言うより根本的に逆です。これには脱帽しました。
さっそく「ご利用上の注意」へアクセス。上からすぐ3番目に「コンテンツについて」の見出しがあり、「次のようなコンテンツの設置は禁止とさせていただいており、 設置された場合には予告無くサービスの停止などを行う場合がございます(詳細は約款参照)」 として例を並べ、その最初で「著作権や商標権、 肖像権など第三者の権利を侵害する、 又は侵害するおそれのあるもの(ソフトウェアの不正コピー等)」 を挙げています。運営会社の、第三者の権利侵害に対する問題意識の高さをうかがうことができます。
続いて「約款」、さらにその下の「お申込み」もクリックしてみましょう。各サービス共通の「お申込み」の表紙に飛びます。ページ中央に「今すぐ申込む」の大きなボタンがあり、そのすぐ上の大きな赤枠の中に「お申込みされる前に、必ず各サービスの『約款』、『ご利用上の注意』をご熟読ください」として各サービス別にそれぞれのリンクが並べられ、初めて訪問する申込み者の目にも留まりやすいよう工夫されています。
また、同じ赤枠内には「また、お申し込みされる方が未成年者の場合は必ず親権者の承諾が必要となります」との注意書きもあります。当然、未成年者に向けて書かれた注意書きだと思いますが、子どもさんに「親権者」と言う言葉が難しくても、自分から「親権者」に意味を尋ねるではずなので大丈夫でしょう(そういう親子関係でありたいものです)。金銭的契約で、かつ運営会社がネット上からの申込みしか扱っていないことによる必要事項だと思われますが、ここは「親権者」の日頃からの監督能力や責任能力が問われるところです。
さてここでご注目! この「お申込み」の表紙の最初の一文をご覧ください。
「この度は『SAKURA Internet』のサービスをご検討いただきまして、誠にありがとうございます」
さらに、文末に添えられた一言も。
「それでは、これからもより一層、『SAKURA Internet』をよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 - SAKURA Internet 社員一同 -」
ボタンを押して、申込みフォームへ移って、手続を済ませて、やっとこうした挨拶が現れるのが普通なのに、検討中の訪問者に対してもこの姿勢。しかも、「社員一同」でですよ。この心構え、なかなか真似できるものではありません。参りました。

さくらインターネットの公式サイトは、それ自体がまるでWEBデザインにおける“ユーザビリティ”(使いやすさ)のお手本のように作られています。訪問するだけで初心者もWEB構築の学習が自然とできるようになっていて、私は初めて訪れたとき、思わず感動さえ覚えてしまいました。
(当サイト管理人の学習能力の如何については脇へ置くことにします(^_^;))
そう言えば、雰囲気も色使いも派手過ぎず地味過ぎず、イラストのタッチも含め、どことなく英会話などのカルチャースクール風です。教材編集のノウハウを持ったスタッフもWEB制作に加わっていそうな、そんな想像を思い起こさせる、非常に優れたデザインと言えます。


*トラックバック先へのリンク

 管理人の気紛れ日記:2006年1月11日付記事
  最近のネット事情
 私の友人のブログです。
 ブログブームに伴い増加するネット上のトラブルに関し、
 多くのWEBサイト管理人へモラル向上を呼びかけています。
 ブログ問題をめぐる市民キャンペーン、私と共に同時発動です。

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2006年01月11日

“無料ブログ”に反対します

まず子どもたちを守りたい

小学生でも簡単に始められる“無料ブログ”。
大人の目が行き届かないところで、子どもたちが思わぬ事件に巻き込まれる危険が潜んでいます。
私はそのようなブログをはじめ、日記、チャット、掲示板、フォトアルバムなどの各種WEBツールの無料レンタルサービスに対して、ここに「反対」の意思表明をしたいと思います。
今日、1月11日は、私にとっての「“無料ブログ”反対記念日」です。

なお、対象となる「WEBツールの無料レンタルサービス」には、プロバイダーがインターネット接続サービスを利用する顧客に対し特典として提供するサービスや、有料でも無料サービスのオプションとして用意されたコースなども含みます。有料サービスの無料試用期間などは除きます。

・有料ブログサービスの例 (現在全くの無料サービスは予定されていません)
  1月17付記事で、詳しくご紹介する予定です。
 タイプパッド(Six Apart-TypePad) シックス・アパート(株)運営
 さくらのブログ&レンタルサーバ さくらインターネット(株)運営

無料フォトアルバムサービスの利用を中止します

上記の意思表明に準じ、これまで当サイトが利用してきた無料フォトアルバムサービス「ニコン オンラインアルバム」の利用を、今月末限りで中止します。
対象になるのは、次の各ページに掲載されたアルバムです。
他のアルバム等への移転予定はありません。予めご了承ください。

 「比企の里山 写真ライブラリ Part2」
 「関東甲信越写真の旅 作品アルバム Part3」 (←姉妹サイトへ収録)

*管理人より
いきなり“無料ブログ”反対とは発想が極端すぎるな、と自分でも思います。
でも、誰かに対して反対運動をしようというわけではないので、今何かの無料サービスをご利用中の方はどうかそのまま、安心してお使いください。
(安心できない???)

〔1月13日追記〕

ケータイ向けWEBツールの利用も盛んです。
すでに現実のものになりつつあるようですが、自分専用のケータイWEBツールを持てるサービスが、標準機能としてこれからは当たり前になってくるでしょう。それを子どもでも、お互いのコミュニケーションに普段から利用し合うこともできるようになる。そうした時代の流れは、もう誰にも止めることはできないだろうと思います。また、止める理由もないはずです。
「“無料ブログ”に反対」は、決してそこを目的地にしているのではありません。誰でも気軽に参加できるインターネット上での情報交換を、どうすればより安全に、気持ち良く利用することができるか? そのことを考える出発点が示せるのではないかと、試みた提唱です。安心してあらゆるサービスを無料で利用できることが、いちばん望ましいことは言うまでもありません。
私は、自身の意思表明を誰かに強いるようなことは考えていません。それでももし、1人でも共鳴してくださる方がいらっしゃるなら、とても心強く思います。
〔追記文、終わり〕

水面下で増えている人権や著作権の侵害

ことのきっかけはつい最近、あるWEBサイトを管理する私の友人が、著作権の侵害を受けとことに始まります。
彼は写真作品を自分のサイトに数多く掲載していたのですが、先月、知らないブログに無断で何枚も転載されているのを見つけました。
さっそく、転載した相手に著作権者の表示をしてもらうようメールで連絡したのですが、理解は得られず難色を示されたまま時間ばかり過ぎてしまいました。
最終的には、被害者がほかにもいたらしくブログ運営会社にクレームが複数寄せられ、相手が自らブログを閉鎖することでようやく問題が解決しました。
友人にとって、こうした結末は決して望んだことではありません。なぜなら相手のブログにも多くの読者がいて楽しく交流が続いていたのに、それが失われてしまったからです。
相手も決して悪気があったのではなく、軽い気持ちで無断転載してきたのだと思います。それが結局、今まで人の作品を盗んでいたなどと読者に言われたくなくてどうしようもなくなり、すべてを隠すかのように閉じてしまったようです。

被害に遭った私の友人のサイトには、写真入りのインタビュー記事やほかの人の作品を、関係者から特別に許諾を得て掲載したページもあります。
そのため彼は管理人として、自分の著作権だけでなく、ほかの人の著作権や肖像権、プライバシーも守らなければならない立場にあります。
(私もまた同じです。画像掲示板などを運営されている方も同様です。)
不幸中の幸いで今回侵害されたのは彼自身の著作権だけで済みましたが、それでも問題解決に個人で臨んだ彼の苦労や精神的なストレスは、並大抵のものではありませんでした。

一般市民の日常生活には馴染みの薄かった
ネット上での著作権問題と人権問題

著作権や著作権法などの考え方は、これまではどちらかと言うと、著作活動や著作物利用などを職業とする専門家同士の間で生じうる利害対立の、特に深刻なケースを想定して編み出されてきたものだと思って良いでしょう。
そのような紛争は大概職業上の事情が絡む問題ですから、権利侵害の代償は損害賠償で、つまりお金の支払いで解決されることがほとんどでした。
ところが今のようにインターネット通信が盛んになり、誰もが職業とは関係なくWEB上で著作活動や著作物利用を活発に行えるようになると、一般市民も次第に、日常生活の中で著作権をめぐる紛争に巻き込まれる機会が多くなってきました。先に挙げた私の友人の場合も、管理するWEBサイトは商用目的に発展できる可能性は備わっているものの、元々は彼個人の文化活動の展開を目的としているものです。
彼が侵害された権利は多分に、著作権法で言う著作者人格権(基本的人権の一つ)に当てはまるものです。これは、著作者が本人の意に反するような形で勝手に著作物を発表されたり利用されたりすることを拒める権利です。
著作者人格権は職業に伴うことの多い著作者財産権とは異なり、権利自体を売買したり譲渡したりすることは永久にできない性質のものです。お金に代えられないものだから、紛争の経済的な解決はたいへん難しいのです。
実際、著作権法の専門家である弁護士や裁判官の間でもとりわけ難しい問題とされているそうですから、これまで著作権問題に馴染みの薄かった私たち一般市民にとっては、なおさらのことです。

社会経験の長い大人同士でさえ、いざ自分が当事者になってみるとなかなか相手との折り合いが付けられなくなるのですから、子ども同士が保護者の監督を離れてとなるとどうでしょう。私たちは、いつかの小学生の女子生徒同士の間で起きた、お互いのWEBサイトを巡っての悲惨な事件を、決して忘れてはいけません。
簡単に無料で利用できるブログなどのレンタルサービスが広まるにつれ、こうした諸々の問題が事件に発展する頻度も増していきます。未然に防ぐ対策を、急いで講じる必要があるのです。
また、事件にまではならなくても、個人間の紛争が今後ますます頻発するようでは、いくら弁護士や裁判官の数を増やしてもきりがありません。法律に頼って解決するのではなく、インターネットサービス事業者に対してもっと、抜本的な改善策を求める必要もありそうです。

そして問われる責任の所在 〔以下、1月14日追記〕

「管理人が実際にブログを借りて、大手どころの無料レンタルブログサービスを比較・調査」している人気サイト、『まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。』の管理人zumeさんはその記事の中で無料ブログサービスの収益性に触れ、次のように述べられています(『まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。』自体は、無料レンタルブログでの運営ではありません)。

 まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。:2005年12月25日付記事 より
  意外としぶとい?ブログサービスの運営企業(とブログ市場のゆくえ)

ブログサービスはほとんどの場合無料で提供され、それ自体が収益を生み出すものではありません。
そうなると、企業としてはブログと関連する分野(広告とか書籍化とか自社の他のサービスへの集客とか)に収益源を求めるしかないのですが、〔すべてを見る〕〔さらにその続きを見る

収益を生み出さない事業に、私たちはどこまでサービスを求めることができるのでしょうか。
例えばクレーム処理も大事なサービスの1つですが、先の友人の例ではブログ運営会社にクレームを寄せようとしたところ、そのための連絡フォームを探すのにたいへん時間がかかったそうです。
無料でブログサービスを提供している同社の利用規約(某大手プロバイダー利用規約から一部要約して引用します)によると、「利用者の本利用規約に対する違反行為等を発見された場合には弊社お客様センターまでご連絡ください」といった趣旨の条文が書かれています。そして「利用者は第三者の知的財産権を尊重するよう努力するもの」とし、「ご自身の著作物の著作権が侵害された場合」の情報提供も求めているのですが、なぜか肝心の連絡フォームへのリンクがそこには見当たりません。さらに「利用者の第三者への権利侵害で生じたクレームや請求は利用者の費用と責任で解決するもの」とし、「また、それらの対応に関連して弊社に費用が発生した場合、利用者は当該費用(弊社が支払った弁護士費用を含みます)を負担するもの」とあります。利用者は、権利を侵害した人が最終的に諸費用を負担し、利用者の責任による解決が先で運営会社がその代理を請け負うのは最終手段、ということに同意しなければならないことが分かります。現に各種サービス毎に定められたガイドラインの中には、「当事者間での話し合いを提案させていただくことがあります」との記述もあります。こうした文面には、利用者へ責任感をもって利用するよう促そうという意図も含まれているでしょう。しかし、その割には初めて利用する人の目に留まりにくい、登録申込ページ最下部の小さな文字列に埋没している利用規約ページへのリンク、難解な表現、まるで隠しページのようなクレーム連絡フォームには、運営会社のサービス体制の不備を感じずにはいられません。
「当事者間での話し合い」は、利用者が個人情報を正確に登録していることが前提です。また、相手が未成年の場合、保護者がその代わりを務められなければなりません。それらの不安要素をどう取り除くかも課題として残ります。

事業規模が大きくなるにつれ、クレーム処理の連絡などにかかるコストもそれ相当に増大します。商業目的の事業なら、そうしたコストは事業者自身で負うのが本来のあり方だと思います。
ところが現状では、ブログなどWEBツールの無料レンタルサービスの多くは、事業単独でクレームの処理に伴うコスト回収の仕組みを十分には備えていないようです。これはどうしたことでしょう。
zumeさんが指摘されているように「自社の他のサービスへの集客」を競い合うための、言わば単なる景品程度の認識しか各社にはないのでしょうか。
まず、利用者にマナーや規約への理解を呼びかける。それがクレームを減らすいちばん近道なはずですが、堅苦しいイメージで顧客を逃がしたくないのか、注意事項などを前面に押し出して呼びかけようという運営会社はどうも少ないようです。
インターネットという公共の通信手段を利用するからこそ、サービス展開を図るなら社会全体の利益を考える姿勢を運営会社は示すべきではないでしょうか。
あらゆるコスト負担に耐えられるよう、収益を生み出すノウハウの獲得が成されなければ、企業としての責任を果たしていると言えないのではないかと思うのですが、いかがでしょう。

無料でも有料でもない、“預金型ブログ”はできないか?

さて、これまで述べてきたように、ブログを初めとするWEBツールの利用やWEBサイトの運営には、管理者が守るべき著作権や人権などの権利がいつ第三者に侵害されるか分からないという、大きなリスクが絶えず伴います。
その他レンタルブログサービス事業に必要なコストも含め、それらを誰がどのように負担するかは、非常に重要な問題であるにもかかわらず、まだ議論が足りないように思われます。

そこで私個人の試案ですが、1つの折衷案としてお金を預け入れて利用する
“預金型ブログ”を、ここに提案したいと思います(あくまでたたき台です)。
なお、すでに同様の事例をご存知の方がいらっしゃいましたら、情報をお寄せくださると幸いです。

“預金型ブログ”とは、利用者から預かったお金を運営会社が他の関連サービスの事業投資にあて、その利益をブログサービスの拡充や預金者である利用者の利子へ還元する運営方式です。利率は、利用者の希望に応じてバナー広告などの宣伝効果により変動する方式を取り入れても良いでしょう。
無料ブログと大きく違うのは、有料ブログと同じ様に金銭的な手続が必要になる、というところです。

私がこの方式で特に強調したいメリットは、次の2点です。

 1.未成年者、とくに小中学生などの年少者の利用に関して、
   保護者の監督が促される。
 2.申し込みに際して利用者が個人情報登録を偽証しにくく、
   責任の所在が保証される。

無料方式に残された課題として、先に指摘した不安要素をどう取り除くか、その解決を試みたつもりです。同時に、利用者と運営会社との契約関係が相互に行き来するお金を介し緊張感をもって結ばれることで、両者の社会的モラルの向上も期待できると考えました。

利用者は利子が得られるだけでなく、自分のブログにバナー広告などを掲示し、その代理店である運営会社から広告収入の一部を利子に上乗せしてもらう方式を選ぶこともできます。自然とブログの訪問者数を増やそうと努力するようになり、記事のレベルも高まり、WEBサイト運営への興味も持続できるようになるでしょう。
一方、運営会社も各利用者のブログへの読者訪問を促すため、安定した基金による企業努力で、情報交換のためのポータルサイトや様々なイベントなどの運営に一層力を入れるようになるでしょう。
残念なことですが、無料ブログでは前者の動機が、有料ブログでは後者の動機が持続しにくい傾向は否めません(無料ブログでバナー広告掲示を許可したサービスも増えていますが、多くはまだ、代理店との契約手続も含めセルフサービスのようです)。
その点“預金型ブログ”なら、利用者も運営会社も向上心を持って協力し合い、社会全体の利益につながるWEBサイト運営に、進んで努めることができるようになるのではないでしょうか。

子どもさんも保護者の方と一緒に利用するなら、豊かな創造性や経済観念、社会的能力などを養う貴重な機会にもなると思うのですが、いかがでしょう。

新しい社会作りのために、「ネットと金融の融合」は加速するか?

最後になりますが、お金を運営会社が預かるということは、利用者にマナーやモラル、利用規約に反する行為をさせないための抑止効果も期待できます。
運営会社もお金を預かる以上、利用者離れから解約金支払いに追われることのない様、サービス向上に務めなければなりません。
法的整備も必要でしょうから、今すぐ実験を始めるのは無理があると思いますが、私の記事がその一歩を踏み出すきっかけになればと願い終わりとします。

 著作権法の目的や新聞記事引用のことなどについても、
 機会があればあらためて述べてみたいと思います。
 長文を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 管理人


*主な有料ブログサービスのご紹介

 1月17付記事で、詳しくご紹介する予定です。

*トラックバック先へのリンク

 管理人の気紛れ日記:2006年1月11日付記事
  最近のネット事情
 私の友人のブログです。
 ブログブームに伴い増加するネット上のトラブルに関し、
 多くのWEBサイト管理人へモラル向上を呼びかけています。
 ブログ問題をめぐる市民キャンペーン、私と共に同時発動です。

 まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。:2005年12月25日付記事
  意外としぶとい?ブログサービスの運営企業(とブログ市場のゆくえ)
 記事中引用させていただいたzumeさんのブログ記事です。
 無料ブログを使う人も使わない人も、とにかく読んで面白い!
 私もほぼ毎日チェックしている、お気に入りのブログです。

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2006年01月03日

2006年を迎えて -カメラとネットをツールに-

出版社時代に私が編集部で仕事を学んだ期間は短かったのですが、その間常々上司から言い聞かされてきたことは、「先ず読者の側に立って原稿に接しなさい」ということでした。
同時に、「著者と一緒になって原稿に酔ってはいけない」とも。
辛い役目でしたが、著者との打合せの段階で折角の原稿をお返ししたり、ご多忙を承知で書直しをお願いしなければならないこともしばしばでした。
どのような読者が何のために、どういった本を求めているのか?
その視点さえ明確な企画なら、必ずそこから得られるものがある、ということを教えていただいたと思っています。

今、新年を迎えながらも、過ぎた当時をつい昨日のことのように思い出します。
このサイトについてもそうなのですが、今は自分が写真を撮ったり文章を書いたりと、言わば著者の立場に立っています。
ベテラン編集者のクールな眼で見られたとしたら、果たしてその採点はいかがなものでしょう?
正月とは言え、自分の原稿にではなく、酔うなら“お酒”でほどほどに。
肝に銘じなければと自らに言い聞かせている、今日この頃です。

パブリック・ジャーナリストとして

さて本日1月3日の夕方、ネットを見ていたらライブドアニュースセンター長補佐でご自身もライブドアのパブリック・ジャーナリストでもある、小田光康さんの「広がるマスコミ被害、メディア批判の必要性」と題するアップロードされたての最新記事が目に留りました。
パブリック・ジャーナリスト(募集概要)とは、「livedoorニュースが認定した市民記者です。インターネットを活用し、これまでのマスコミが報道できていなかった様々な問題や話題を、多様な視点から取り上げ、取材・発信することが期待されています(ライブドアパブリック・ジャーナリストについて より)。」

小田さんは「犯罪被害者への救済策などを盛り込んだ犯罪被害者等基本計画が昨年12月27日に閣議決定された」ことについて、「集団的過熱報道(メディアスクラム)といった『マスコミ被害』の重大さを無視してきたマスコミによって、市民一般が有する取材・報道の自由や、国民の知る権利までもが制限されてしまった」ことを指摘し、「マスメディア界はその自助努力でチェック・アンド・バランスが可能だと再三にわたって主張してきた。だが、昨今の頻発する不祥事からしても、もはやそれも空論、いや欺瞞(ぎまん)であることが判明してしまった」と、この記事の中で結んでいます。
ここで述べられた「空論、いや欺瞞(ぎまん)」の文字を見るとき、私は昨年8月11日付の「朝日新聞」社説、「61年目の出発 ホリエモンの予言」を思い出さずにはいられません。「敗戦から60年。人も、社会も、大きな節目を迎える。ここから日本はどこへ向かうのか、シリーズで考える(2005年8月11日付「朝日新聞」社説より)」とした第1回目でしたが、その一部を抜粋します。

(ホリエモンことライブドアの)堀江社長は、もうひとつ予言した(※)。「市民が情報を発信する時代になる」というのだ。
〔中略〕
ネット社会では個人がブログなどで発信する。インターネットは世界最大の口コミ網だ。そんな内容である。
市民からの発信が盛んになるのは悪いことではない。しかし、である。報道の専門集団のいない社会では、だれが情報を発掘し、真偽を見分けるのだろう。

(※編注:1つ目の予言は「ネットと放送の融合を加速させる」 というもの。)

 (上記 2005年8月11日付「朝日新聞」社説より)

小田さんは記事中、「去年、戦後60年を迎えた。政府や政治家、省庁や官僚に対する戦争責任について問う報道は数多くあった。それはそれでいい。しかし、ついに戦前・戦中の大政翼賛広報機関と化した現存する大手マスメディアが、自らの戦争責任について言及することはなかった」とも述べられています。
「戦前・戦中の大政翼賛広報機関と化した現存する大手マスメディア」の実態については私も昨年夏、東京都写真美術館10周年特別企画コレクション展第3部「再生 12人の写真家たちと戦争」で目の当たりにしました。同展挨拶文の冒頭に、次のような解説がありました(抜粋)。

1930年代に入って出現したフォトジャーナリズムは、写真がその媒体の長所を生かすことができる新たなジャンルとして、多くの写真家たちが夢と希望を抱きました。しかし1937年に日中戦争が勃発し、日本中のすべてが大きな戦争へと巻き込まれていく中、フォトジャーナリズムも国策プロバガンダのための道具として利用されていきます。これは写真家たちが期待し、望んでいたフォトジャーナリズムとは違っていました。自分たちが苦心して撮ったものが、時には切り刻まれ、偽装するために別の写真に作り替えられるなど、写真家たちにとって屈辱に堪えなければならない苛酷な状況だったからです。

 (上記 企画展「再生 12人の写真家たちと戦争」挨拶文より)

テレビやラジオ、新聞など、マスメディア事業には莫大なお金がかかります。その費用は視聴者や読者からの直接収入だけで賄えることはほとんどなく、広告収入など経済界(ときに政界)や国家の支えなくして運営は成り立たないのが実情です。
先の「朝日新聞」の社説を読み返すと、そのような自らの置かれた状況に対する認識がそこにはあるのか、疑問に思えてなりません。
社説とは読者に向けてのメッセージだと私は受け止めているのですが、「報道の専門集団のいない社会では、だれが情報を発掘し、真偽を見分けるのだろう」との問いかけの先には、読者の姿が見えてきません。
マスメディアから視聴者や読者が離れ、経済界や政界、国家に事業運営の多くを委ねざるを得なくなったとき、小田さんが述べられた「戦前・戦中の大政翼賛広報機関」のような大手マスメディアが復活しないとも限らないのです。
小田さんは記事の最後で、「今年は、市井の人のパブリックな視座から、権力化したマスメディアを監視しつつ、マスコミ被害に関する報道や、メデイア・クリティーク(批判)に力点を置いていきたい」と抱負を述べられています。
私はライブドアのパブリック・ジャーナリストに応募するつもりはありませんが、カメラやネットをツールに市民の視点で発信していく以上、ローカル情報専門ながらもパブリック・ジャーナリストの一員であることを自覚し、2006年を迎えようと思っています。

ご参考として、ライブドアのパブリック・ジャーナリスト募集要項から、挨拶文の一部を抜粋します。募集は2004年11月18日から随時行われているようです。

日本社会は高度成長期を経て世界の経済大国の仲間入りを果たしました。しかし、国民一人ひとりの豊かさへの実感はいまなお不十分です。一体それは何が問題なのでしょうか。そこで、livedoor ニュースでは、インターネットを活用したパブリック・ジャーナリストシステムを構築、それを通して生活の現場、仕事の現場から寄せられた生の声をお届けすることで、豊かさを感じさせない日本社会の問題点に光を当て、それらを一つひとつ解決に導いていく一助になりたいと考えています。

 (上記 ライブドアのパブリック・ジャーナリスト募集要項挨拶文より)

「朝日新聞」2006年1月1日付社説に思うこと 〔1月4-5日追記〕

先の例もそうなのですが、この頃「朝日新聞」の社説はどうも変だ、と感じている人は少なくないのではないでしょうか。
新年早々の社説からして何だ? と思わせるような見出し。
「武士道をどう生かす 2006謹賀新年」。

 1月1日付「朝日新聞」社説:武士道をどう生かす 2006謹賀新年
  (△公開期間は1週間)

昨年は郵政民営化で勝者と敗者が明暗を分けた。織田信長を好む小泉首相は気迫で総選挙の勝負に出ると、造反派のもとに「刺客」を送る非情さも見せた。
〔中略〕
「戦国武将に比べれば、いまの権力闘争などなまっちょろい」
甘えやもたれ合いの時代が去ったからこそ、これが余計受けたのか。いまは能力や成果を争う「競争」の時代だ。
しかし、それはちょっと嫌な言葉も生んだ。「勝ち組」と「負け組」である。

 (上記 2006年1月1日付「朝日新聞」社説より)

冒頭からの抜粋ですが、ここで私は、ライブドアの堀江社長がご本人の意思とは無関係に当の「刺客」扱いされてしまったことについて、コメントするつもりはありません。気になるのはこの続きです。
小泉首相の靖国神社への参拝が「せっかく緒についた『東アジア共同体』の機運にも水を差してしまった」と述べたかと思うと、「武士道」に関する2冊の本から一部を引用し、こう続けています。

1世紀ほど前、新渡戸稲造は英語で出版した名著『武士道』のなかで、「いつでも失わぬ他者への哀れみの心」こそサムライに似つかわしいと書いた。弱者や敗者への「仁」であり、「武士の情け」「惻隠(そくいん)の情」のことである。
最近では数学者の藤原正彦氏がベストセラー『国家の品格』でそうした側面を強調し、武士道精神の復活こそ日本の将来のカギを握ると唱えている。
ならば「武士道精神に照らし合わせれば、これはもっとも恥ずかしい、卑怯(ひきょう)なこと」(藤原氏)だった日中戦争に、いまだけじめがつかないのでは話にならない。あの時代、アジアでいち早く近代化に成功した「勝ち組」が「負け組」に襲いかかったのがこの戦争だった。

 (上記 2006年1月1日付「朝日新聞」社説より)

「勝ち組」が「負け組」に襲いかかった、とは本当に妥当な認識でしょうか?
ここで、「明日、60回目の終戦記念日を迎える。あの戦争は、もう1年早く終わらせることができたのではないか。 開戦の愚は置くとして、どうしてもその疑問がわいてくる」との書き出しで始まる同新聞の昨年8月14日付社説、「なぜ戦争を続けたか 戦後60年に考える」についても振り返ってみましょう。

政治家や軍人は戦後になって、「戦争は欲しなかった」と口をそろえた。
手厚い待遇を受け、安全な場所にいる高官たちは、政策を決める会議で自ら信ずるところを発言する責任がある。それを果たさなかったという告白だ。そんな無責任な指導者のもとで命を落とした数百万の人たちはたまらない。
つまるところ、指導層のふがいなさに行き当たる。あの無残な1年間の理由はそれしか考えられない。
確かに、戦争終結への動きを憲兵がかぎまわり、軍部には負けを認めぬ狂信的な一団がいた。だが大臣や将軍たちにはそれを抑える権限と責任があったはずだ。ところが、行きすぎを本気でただした形跡はほとんど見つからない。
検閲があったとはいえ、新聞も追従する紙面を作った。重い戒めとしたい。
〔中略〕
さて、いまの時代である。言論の自由がある。もちろん、会社で上司に異を唱えれば冷遇され、場合によってはクビになるかもしれない。
だが60年前と比べれば、筋が通った説に理不尽な仕打ちはしにくい時代だ。それなのに、明らかに被害が膨らんでいくばかりのときに決断を先送りする体質と、われわれは別れを告げただろうか。
惰性で続く公共事業、経営の暴走による企業破綻(はたん)。戦争とは比べられないが、思い当たる事例は余りに多い。
逃げずに決断するのは容易ではない。しかし、その強さを持つことが真の豊かな社会につながるのではないか。

 (上記 2005年8月14日付「朝日新聞」社説より)

思うに、欲しない戦争を仕掛けるというリスクを犯さざるを得ないほど、どちらかが追い詰められていたこと自体、最早どこにも「勝ち組」など存在し得なかったのではないでしょうか。そもそも、「卑怯(ひきょう)なこと」だと説明するのに、わざわざベストセラー本の言葉を借りて「武士道精神に照らし合わせ」るまでもないことのように思えます。かえって問題が本質からそれてしまったようです。
同新聞の社説も担当する委員によって論調が変わるようですが、大会社ですから内部にも様々な意見の違いや葛藤を抱え、編集方針が揺れ動いているのかもしれません。比べるなら昨年8月14日付の社説の方が、事実をありのまま語っているようです。また、先の8月11日付社説から3日あとにはなりますが、「重い戒めとしたい」の一言からは報道人としての良心がうかがえ、救われる思いがしました。「筋が通った説」ですが、勇気の要る発言です。

再び「武士道をどう生かす 2006謹賀新年」に戻ります。この社説では、最後にこう話をまとめています。

武士道で語られる「仁」とは、もともと孔子の教えだ。惻隠の情とは孟子の言葉である。だからこそ、子供のけんかをやめて、大国らしい仁や品格を競い合うぐらいの関係に持ち込むことは、アジア戦略を描くときに欠かせない視点である。秋に新たな首相が選ばれる今年こそ、大きな転換の年としたい。
〔中略〕
(「勝ち組」と「負け組」との)国民の二極分化が進む日本では、まだまだつらい改革が待っている。競争や自助努力が求められる厳しい時代だからこそ、一方で必要なのは弱者や敗者、立場の違う相手を思いやる精神ではないか。隣国との付き合い方は、日本社会の将来を考えることとも重なり合う。
自分の幸せを、少しでも他者の幸せに重ねたい。

 (上記 2006年1月1日付「朝日新聞」社説より)

「つらい改革が待っている」とありますが、この一文にしても「隣国との付き合い方」に関する「武士道」云々の引用の仕方にしても、本気で読者の側に立って、そこまで歩み寄って書かれたものなのでしょうか? 「自分の幸せを、少しでも他者の幸せに重ねたい」との表現に、読者はそうあって欲しいと訴えるメッセージというより、自分はそうするつもりだという「勝ち組」の優越感への自己陶酔にも似たものを感じてしまうのは、私の心が貧しいせいなのでしょうか?
「競争や自助努力が求められる厳しい時代」に、結局この社説は迎合する形で終わっていますが、どうもすっきりしません。「思いやる」という精神論以前に、もっと具体的に、相手も自分も追い詰めるような不毛な行いは避ける知恵を見出さなければいけないのではないでしょうか。活かし合えるはずなのに、お互いそれができないとしたら、行き着く先にはそれこそ貧しいだけの「日本社会の将来」しか待っていないような気がします。『国家の品格』について、私はまだ読者によるいくつかのレビューしか目を通していなのですが、著者である藤原正彦さんが望まれているのは、そんな「日本社会の将来」ではないはずだと思うのですが。

たとえ貧しくても豊かさが実感できる、そんなふる里の将来を思い描きながら、私は身近な日本の風景を撮り続けていきたいと思っています。

長くなりましたが、最後に、『国家の品格』出版元の新潮社公式サイトに掲載されている同社の月刊誌、「波」2005年12月号の特別対談から、
藤原正彦さんの言葉の一部を紹介させていただこうと思います。

(アダム・スミスのころから、それぞれの人間が利潤を最大にするように利己的に働けば、社会全体が神の見えざる手に導かれるという)予定調和でこの社会がうまく行くと。しかし、そこにあるのは結局、お金の概念だけなんです。人間の幸福はどこにもない。現在はやっている市場経済も全く同じです。何をするにも「消費者のため」と言いますよね。消費者が安く米を買えれば、日本から百姓がいなくなって、美しい田園がなくなってしまっても構わない、と。
つまり、流行中の新古典派経済学は根本的に間違っていると思うのです。人間の幸福は眼中になく、個人や社会の富裕度をいかにして高めるかしか考えない。「穏やかな心で生きる」を価値として認める余地などどこにもないですから。
〔中略〕
私がこの本で「国家の品格」の条件としたのには四つあって、その中の一つが「美しい田園」なんです。美しい田園が保たれていることは、その国が金銭至上主義に毒されていない証です。もう一つ、学問や芸術など、「役に立たない」活動が盛んであること。こうしたものがなくて経済だけが発展している国は、腹の底で世界中にばかにされるんですね。
「国家の品格」を守るためには、たとえGDPが半分になってもいい。日本の人口はこれから半分になりますが、GDPも半分になればいい。たかが経済です。それよりも、美しい田園や、伝統的な国柄を取り戻す。そのことを、また戦闘的ですけれども、今度は全ての日本人の首っ玉を捕まえて教え込みたいんです(笑)。

 (上記 「波」2005年12月号:特別対談 山田太一×藤原正彦より)


*トラックバック先へのリンク

 livedoorニュース:2006年1月3日17時50分付記事
  広がるマスコミ被害、メディア批判の必要性
 この記事の最初の方でご紹介した、小田光康さんによる記事です。

 木工房・ソロNo Blog,No Life! 1月2日付記事
  TESSARの故障、朝日新聞の昨日の「社説」
 小川町の木工芸家にして生粋のブロガー、soroさんのブログです。
 元旦の「朝日新聞」社説に触れられ、
 「(日本が反省すべきことは)軍産複合体制のアメリカのネオコン政権に
 かたく連帯してしまっている日本のネオリベ政権を、日本国民の6割以上
 が支持しているという現実にあるのではないでしょうか。
 そして、その支持の背景には、体制側に身を寄せてしまったかのような、
 マスメディアの報道の変質があるのかもしれません」
 と、鋭く指摘されています。コメント欄での、
 「私たちは、こんなマスメディアに対してもどんどん批判していくべきで
 しょうね」
 という訴えに、私も同じ思いを抱きました。

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2005年02月14日

3コラム化推進中!

先週、「小川町ライフ」の3コラム化を達成しましたが、引き続き当ブログのデザインも3コラム化することにいたしました。
やはりサイドバーは両側にそろっている方が、何かと便利ですよね。

下準備として、先ずは画像サイズの手直しまで終了。
問題は本文の折り返しです。
これまでずっと、現在の2コラムのデザインに合わせて折り返し位置を決めていたので、このまま3コラム化すると見栄えが非常に中途半端になってしまうのです。
(閲覧環境によっては、今でも十分中途半端に見えるという方もいらっしゃるとは思いますが(^_^;ゞ)
文量はかなりありますが、まだやり直しが効く以上、あきらめるわけにはまいりませぬ。
というわけで、いくら更新がらくちんとはいえ、ブログ運営も先々のことを良く考えながら始めるべきだとつくづく反省。
こつこつ直していこうと思う今日この頃です。。。

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2005年02月13日

ビジネスブログサービスの新展開!?

*管理人より (2006年1月12日加筆)
この記事でも触れている無料レンタルブログサービスについてその後
考えさせられたことがあり、次のような記事を書かせていただきました。
どうぞご覧ください。
 2006年1月11日付記事「“無料ブログ”に反対します」

商用利用をターゲットに新展開を見せる無料レンタルブログサービスが、今月は相次いで名乗りを上げています。
いずれも今注目の若手経営者らが手がけている事業です。

・2月2日 「エキサイトブログ」が商用利用を解禁
     備考)保存容量はテキスト無制限、画像30MB(月250円で無制限)。
・2月10日 「ライブドアブログ」が保存容量を30MBから2.1GBへ大幅拡大
     備考)商用利用は以前から可。月250円で100MBのコースも拡大。

1月29日、私は仮のブログで「TypePad Japan」Proコースの30日間無料トライアルを始めました。
このコースの料金は月1,260円、保存容量は200MBです。
商用利用ができ、画像の保存容量が大きく、かつデザインの自由度が高い。
この時点で以上3つの条件を兼ね備えたサービスは、「TypePad(及びブログ人等の提携サービス)」位しか見当たらなかったのです。
「TypePad」事業者のシックス・アパート社には、有名なCGIソフトウェア、「Movable Type」があります。
しかし、これを利用するにも商用ライセンスは26,250円(無期限)と、やや高価なのが難点です。
設置できるサーバー環境等の条件が厳しいことや、利用規定についてブログライセンスとレンタルサーバーとで二重の制約を受けることもあり、積極的にお薦めできないことを残念に思っていました。

「エキサイトブログ」、「ライブドアブログ」とも、デザインテンプレートは豊富に用意され、今後も追加が予定されています。
また、システムそのものはシンプルですが、無料であるにもかかわらず自分でテンプレートやスタイルシートを編集することもできます。
ひょっとすると近い将来、シックス・アパート社のシステムを凌ぐ存在にまで発展するかもしれません。
そのことも考え、個人的にブログは「Movable Type」による運営に止め、「TypePad」の正式導入は当面見送ることにしました。

ところで私は、1月18日に「これからのWEBサイトについて考えてみる」と題する記事をアップしました。
そこで述べたことの一部を、見出しとともに抜粋します。

 ☆ネット社会に求められる“地域密着型商用向きレンタルブログ”!

 できれば地元の商店会や同業者組合などが窓口になって、
 地域ぐるみで加盟できるような専用サービスが誕生するといいですね。

この記事を書く前、そうした“商用向きレンタルブログ”の試みがどこかで行われていないかと、検索サイトでいろいろ探してもみました。
残念ながら見つけることはできなかったのですが、実は先述の「エキサイトブログ」が準備中の新サービスに、期待できそうな要素を見出せたのです。

・1月13日 「エキサイトビジネスブログ」の試験運用開始

この「エキサイトビジネスブログ」は“商用ブログに特化したカテゴリ別検索サービス”で、正式版のスタートは今年3月の予定とのことです。
検索できるブログは登録推薦を受け、選定基準を満たしたものに限られますが、どのブログツールを利用していても推薦対象になることができます。
2月2日の「エキサイトブログ」商用利用解禁も、このサービスの利用促進を図ってのことでしょう。
まだ試験段階のためか地域別検索はないのですが、業種別の項目を見ると不動産業や飲食業など地域性の高いものもあるので、いずれは設けられるに違いありません。
両サービスを組み合わせることで、私が望んでいた“地域密着型商用向きレンタルブログ”の実現が一歩近付いたような気がします。
ただ、惜しいのは依然、画像の保存容量が30MB止まりだということです。
不動産業や飲食業などで、物件やメニューの紹介にはたくさんの写真を使うことがより効果的だと思われます。
「ライブドアブログ」の新戦略、2.1GBへの拡大が業界全体への刺激になればと思います。

無料レンタルブログサービスの運営は、主に管理画面に表示される広告バナーの収入で成り立っています。
まだ1年前後と歴史が浅く、事業が軌道に乗っていないためか、アクセス集中の高付加に設備が耐えられず、更新や閲覧がしにくくなることがよくあるようです。
実際、私も半年前にブログの勉強を始めたころ、試験的に「ライブドアブログ」を使っていてそのような障害に悩まされました。
私見ですが、ネット広告の需要は個人消費者向けのものより、業者向けの特殊な用途の方が多そうな気がします。
例えば、飲食店のブログ管理画面に食材や調理器具、食器やインテリアなどの広告バナーが出るよう設定できたらどうでしょう。
ブログユーザーにとっても広告主にとっても、そしてブログサービス事業者にとっても有益で、お互いに事業の発展が望めるはずです。
同時にこのような事業の普及は、WEBデザイナーやフォトグラファーに対しても新たなビジネスチャンスを提供することになるでしょう。
面倒なテンプレート編集や撮影を専門家に任せることで、多忙なユーザーでもブログの更新に専念することができるのです。
結果的に、それが消費者全体へのサービスアップにつながることは言うまでもありません。

新しいビジネスブログサービスの展開に、心から拍手を送りたいと思います。

*上記無料レンタルブログサービスを利用される上での留意事項 (ご参考として)
両サービスとも、ブログを利用してユーザーが発表した記事などを、サービス事業者は無償で自由に用いることができると利用規約で定めています。同意のうえでご利用ください。
なお管理人個人としては、実際問題としてあまり神経質に考える必要はないと思います。
(2005年2月19日現在の情報に基づく)

『エキサイト・サービス利用規約』 (抜粋)
5.知的財産権の取扱い
 1) (省略)
 2) ユーザーが本サービスにおいて情報等を掲載等した場合、ユーザーはエキサイト株式会社に対して、当該情報等について全世界において無償で非独占的に使用する権利(複製権、頒布権、翻案権、送信可能化権を含む公衆送信権を含みますが、これらに限られません)を許諾したものとみなします。また、ユーザーはエキサイト株式会社に対し、情報等に関して著作者人格権を行使しないものとします。

『livedoor Blog(ライブドアブログ)利用規約』 (抜粋)
 第8条 (ウェブログの公開について)
利用者が著作したウェブログとそれに付随するコメント及びトラックバックは当該ウェブログを著作した利用者に著作権が発生するものとします。但し、宣伝、利用促進、出版等を目的としウェブログサービスの著作物を使用する場合、利用者は弊社に対し、当該著作物を著作権法の規定に基づき無償利用することを期間無制限で非独占的に許諾し、かつ弊社及び弊社の指定する者に対し著作者人格権を行使しないものとします。

 『livedoor Blog(ライブドアブログ)利用規約 第8条』に関する会社側の見解
 ・2004年11月15日「livedoor Blog 開発日誌」
  利用規約一部変更についての補足
 ・2004年11月16日「livedoor Blog 開発日誌」
  利用規約の一部変更につきまして[11/16さらに追記しました]

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・1月13日「ビジネスブログ・トピックス」 「エキサイトビジネスブログ」サービス開始のごあいさつ
・2月2日「エキサイトブログ向上委員会」 ビジネス目的のブログ利用について
・2月10日「livedoor Blog 開発日誌」 データ保存容量アップ&デザイン追加お知らせ

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2005年01月29日

「TypePad」導入計画

当サイトで利用中のブログCGI「Movable Type」の純正有料レンタルサービス、
「TypePad Japan」のユーザーになりました。
Proコースを近々、『小川町ライフ』へ導入したいと思っています。
なぜ、あえて今、「TypePad」の研究を始めるのか?
無論、人さまへおススメできるようになるためです(^-^)v

とすると、「Movable Type」はおススメできない、ということか…(ーー;)?

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2005年01月23日

開設3周年を迎えて

> 増田さんの本の裏表紙に「インターネットはバーチャル
> からリアルへ」という言葉が出ていますが、soroの
> 場合も、すでに「バーチャルからリアルへ」という感じ
> がしてきています。soroは現実世界でもときどき「soro」
> といってしまうことがあるのです。(爆)

今日、『No Blog,No Life!』で、管理人soroさんのこんな記事を拝見しました。
増田真樹さんの著書『超簡単!ブログ入門』(角川書店の新刊)についての話題です。

私が最初のWEBサイト『比企の里だより』を開設してから、今日でちょうど丸3年。そのときはただ、「ニコンオンラインアルバム」などのレンタルサービス上に分散していたフォトアルバムを一つにまとめたい、という思いから始めたのでした(開設3周年特別企画「公開初日復刻版」はこちら…(^^;ゞ)。
制作の参考にしたのは、ナナちゃんという小学3年生の女の子が犬のはかせに教わりながら、通っている小学校の音楽クラブのホームページを作るというストーリー仕立ての入門書でした。2人のコミカルなやりとりを楽しみながら制作に没頭した3日間を、今でも懐かしく思い出します。
その頃はまだ本名は隠していたので、「Hiroki,Y.」も「ヒロキ」もバーチャルなHN(ハンドルネーム)。メールや掲示板での交流もバーチャルなもので、私はしばし、仮想人格に扮するひと時を楽しんだものでした。
実態を知っていたのは幼なじみで、多分『比企の里だより』最初の訪問者であろう、あにじゃ氏くらいでしょうか(笑)。

急激な転機は開設1周年を過ぎた頃に訪れました。
突然、おがわ温泉花和楽の湯(当時はまだ更地!)の新田さんからメールが届き、関口さん陶芸の撮影を頼まれることに!?
立て続けにデザイン会社のCさんやKさんにも紹介していただき、私の新しい仕事の糸口を作ってくださいました(来週もその関係のお仕事をさせていただく予定です)。

さらに“極めつけ”だったのがtubasaさんと、言うまでもなく当のsoroさんでした。その年の4月、満開の桜を求めて小川小学校下里分校を訪れたときのこと。あるお花見の宴席から一人の女性に「ヒロキさんじゃないですか」と尋ねられたのです。
tubasaさんとの初めての会話でした。
そして、宴席に招かれるとそこにはsoroさんもいらっしゃったのです。
soroさんが私の持っていたカメラの機種を見て、私が『比企の里だより』の「ヒロキ」だと気付いてくださったのでした(そのときの写真)。

その日を境に「ヒロキ」は最早バーチャルな存在であり続けることを許されなくなり、リアルな存在へと変貌を遂げたのです(爆)!
思えば私はそれまで、家族や親戚の間以外では名前で呼ばれることがなく、何故かいつも姓で呼ばれていたのです。
ネットの世界で自ら欲して「ヒロキ」を名乗ることで、私はやっと、本当に私になれたのだと思っています。

その後、思いがけないリアルな出会いは休む間もなく、それこそ雪崩れのように私の身辺に訪れ、今日の日を迎えました。
『比企の里だより』を始めていなかったら、多分、折角すぐ側にこうして自分を迎え入れてくださる人がいらっしゃるのに、そのことに気づかないまま、多くの方々のご好意を活かすこともできず、日々を過ごしていたのだろうと思います。

あ、今この記事を打っていたら、何と上述のあにじゃ氏からも
「ウチのサイトにブログ載っけてみた。」
とのメールを受信!
「復刻版が妙に懐かしく見えるよ。」
と感想も!? テレパシーで通じ合っているのでしょうか? 我々は???

ともあれ、話の流れがとりとめもなくなってしまいそうなので、
(ぼやぼやしてると日付も変わってしまいそう(゜_゜;))
まとめに入らせていただこうと思います。

皆さま、いつも心の支えになってくださり、本当にどうもありがとうございます。
明日から4年目への第一歩を踏み出しますが、これに先立ってWEBサイトの基本設計をあらため、『比企ライフネット』の呼称を全体に冠することにいたしました。
あにじゃ氏も先のメールで
「それに「比企ライフネット」という響きも良いな。」
と証言してくれておりますので、これは成功間違いなし(?)でしょう(実はあるサイトのパクリなんですが…白状すると『多摩らいふネット』さまさま)。

というわけで、これからの展開にどうぞご期待くださいませ!

追伸:
soroさんもあにじゃ氏もタイミング良すぎで、
私は一人で嬉しくなっちゃいます(^^)


[soroさんの『No Blog,No Life!』の記事へトラックバックしました。]

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2005年01月18日

これからのWEBサイトについて考えてみる

☆1日のアクセス件数が多いWEBサイトには、いくつかのある特徴がある。

さまざまなサイトを覗きながら巡回(いわゆるネットサーフィン)していると気付かされます。
個人運営によるサイトでも、アクセスが日に1000件はおろか1万件を超えるところはざらにありますが、主な共通点を挙げれば次のようになるでしょう。

 1.毎日のように更新されている。
 2.扱う話題に流れがあり、ときに意外な展開も見せる。
 3.掲示板などの訪問者が多い。

(↑某匿名巨大掲示板群サイトなど、まさにこの典型だろうと思います ^_^; )

アクセス件数とサイトの質とは必ずしも比例するとは言えませんが、社会への影響度を計る目安にはできるはずです。

☆「ホームページの作り方」?

「ホームページの作り方」といった類の本がたくさんあります。
私も3年前にお世話になりました(笑)。
「作り方」というのはつまり、WEBページ編集ソフトを使ったHTMLファイルの作り方、ということでしょう。
多くのソフトはワープロで印刷原稿を作るような感覚で操作できますから、まさに「作り方」という表現はピッタリなような気もします。

☆WEBサイトとは作るもの?

でも、最近つくづく思います。
作ったページをただネット公開するだけなら、その前に画像かPDFファイルに変換し、見たい人からダウンロードしてもらえば十分なのではないかと。
ページのサムネイル(小画像)を並べたリストを置くだけでサイトが成り立ちますから、管理人も読者も、その方がずっと楽になるのではないでしょうか。
(実際、自治体などの公共団体では、そうしているところが多いようです。)

☆ネットデビューはまず投稿から。

今、この記事をご覧になっている方で、掲示板などの投稿欄に文章や画像を発表した経験のある方は、たくさんいらっしゃると思います。
すでにWEBサイトを運営されている方なら、ほとんどの方はその前にどこかの投稿欄の常連さんだったのではないでしょうか?
私もそうでした。
借り物の投稿欄では次第に満足できなくなり、それらを自分用に一まとめにしたくなった。
それが『比企の里だより』を立ち上げたいと思った動機です。

☆WEBサイトとは投稿する場所。例えばブログ!

「ホームページの作り方を教わりたい」と思っているのに、掲示板への投稿やレンタル日記、レンタルフォトアルバムなどの利用をためらっている方。
もったいないです。
また、管理人が口出しできないくらい、訪問者の間で存在感が大きくなってしまった掲示板の常連さん。
「いっそご自分のサイトを立ち上げられては」と勧められても、「やり方がわからないから」と逃げてしまう。
ますますもったいないです。
一昨年頃から広まったレンタルブログサービスは、こうした閉塞状態を解消するのに、ある程度の役割は果たせたようです。
でも、依然様々な制約からその恩恵が受けられない潜在的ユーザー層もあるのではないでしょうか。
例えば、個人商店や中小企業などの場合はどうでしょう。

☆ネット社会に求められる“地域密着型商用向きレンタルブログ”!

商店や企業などが運営するサイトは、もちろん宣伝、営業が主目的なので商用サイトになります。
無料レンタルサーバーでは商用利用を禁じているところがほとんどですから、みな有料のサービスを利用しています。
ところが、人手の少ない個人商店や中小企業などでは、更新はおろか作りかけのコンテンツさえそのまま、というところは少なくありません。
初めて見た人から「もう廃業したのかな」と思われでもしたら、折角お金をかけても逆効果です。
そこで、更新が楽で商用利用もできる有料レンタルブログの出番です。
それも、できれば地元の商店会や同業者組合などが窓口になって、地域ぐるみで加盟できるような専用サービスが誕生するといいですね。
もちろん低予算で!

☆課題は予算とビジュアル素材の調達!?

現状では、地元商店会などが独自にブログサイトを構築して加盟店に利用させる場合、その規模に応じたブログCGIのライセンス料や、占有サーバーの使用料を集金しなければなりません。
見積もったことはありませんが、コンサルティング会社の協力も必要でしょうから、年間経費もばかにならないだろうと思います。
その点、既存のサービスなら個々の店舗が単独で気軽に利用できますが、機能も構成も個人サイト向けの設計なので、うっかりすると「店主日記」で終わりそう。
デザインがパターン化されているわけですから、写真やイラストを効果的に用いるなど、変化をつけて個性が出るよう工夫したいところです。
本当は、もっと画像のレイアウトに変化が付けられるテンプレートとか、商圏や客層別のコミュニティーサービスなどがレンタルブログに備わると理想的なんですが。

☆近くの写真屋さんに相談してみましょう。

イラストについては描ける人はけっこう身近に見つかるものですが、意外と苦労するのが写真素材だと思います。
「素材集」を買ってきても、そのまま使えるものなどなかなか見つからないものです。
これほどカメラが普及しているのに???
そんなときは、近くの写真屋さんに撮り下ろしを相談してみてはいかがでしょう。
「そうは言っても、小さい写真屋さんしかないけど大丈夫かなぁ?」
なんて心配はご無用。
一般にはあまり知られていませんが、大抵の写真屋さんには数名のフォトグラファーとのコネクションがあり、依頼内容に合った人を派遣してくれます。
スタジオも備えた写真屋さんなら、商品撮影も頼めるので好都合です。
記念撮影ばかりが写真屋さんの仕事ではないんですよ(^_-)-☆

☆撮影料の中身は?

フィルム代や現像代、またデジタル撮影ならデータの保管代などの必要経費に加え、撮影技術料や出張費などが含まれます。
そして大事なのは著作権料(原稿料)です。
一般に著作権料はライセンス料で、権利は依頼した写真屋さんやフォトグラファーに帰属します。
そのため、依頼主が一切自由に写真を使いたい場合は著作権を買い取ることが原則ですので、前もって相談しておく必要があります。
もちろん、人物が被写体になる場合は、肖像権は写された人自身に帰属します。

☆WEBサイトは出版局? 放送局?

話を最初の方にもどします。
作ったページをネット公開するだけなら、画像かPDFファイルを置けば済む話です。
自治体などの公共団体では、公文書や各種資料、行政書式などのネット配布を目的にWEBサイトを開設している面も大きく、そのような用い方はまさに妥当でしょう。
ですが、毎月の出来事まで同じように、「広報」誌面のPDFファイルの公開で大方済ませてしまうという事例が目立つのは、ちょっと考えものではないでしょうか。
まず、ネットを通じて日々の出来事を小まめに発信し、その中から住民にとって本当に必要な情報、関心の高い話題はどれかを吟味して「広報」の編集に反映させる。
それぞれの出番を明確にしてこそ情報の価値も高まると思うのですが、現状は本末転倒。
無理、無駄もあるような気もするのですが、皆さまの地元ではどうでしょう?

何とかしたいなぁ・・・と思う、今日この頃です。

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2004年12月21日

サイトの引っ越しを一通り終えて

11月10日にブログコンテンツを、「Movable Type」の動作に有利な新サーバーへ移転。
追って11月29日には、非常事態に備え画像掲示板をブログとは別の新サーバーへ移転。
12月1日には『比企の里だより』の独自ドメインによる運営を開始するとともに、indexファイルをはじめ、各関連コンテンツを順次ブログと同じ新サーバーへ移転開始。
そして12月21日の今日、ようやく全コンテンツの移転を完了。
実にひと月以上の時間を費やしてしまいました(^^;ゞ
(ちなみにうちはフレッツISDN。アップロード中はエラーの頻発に泣かされました。)

ブログや掲示板を除けば、各ページ間のリンクは原則として相対パスで記述しているので、基本的に移転作業はパソコンのローカルディスク内のファイルをアップロードするだけです。
ただし、一部の例外や“HOMEへもどる”ためのリンクは“http://”から始まる絶対パスなので、すべて新URLに書き換えなければいけません。実は、これがまだ大分残っているんです。
旧サーバーの契約期限が来年の1月30日限りで切れるので、それまでには間に合わせる必要があるのですが、フォトアルバムの画像ページだけでもざっと2,000か所以上はある!!
(我ながらちょっと呆れてます。)

リンク切れのチェックもしなければなりませんが、とにかく…ガンバリます(ーー;)

ところで、ブログに掲載中の画像へのリンクは、その仕組み上、記述が絶対パスになります。
つまり、もしはじめから独自ドメインで運営していないとその引っ越しは極めて面倒なことに!?
(「極めて面倒」でした、はぃ。)
個人が気軽に取得できるようになり、実に有難い時代が来たと、しみじみ思う今日この頃です。

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2004年09月09日

パソコン世代交代で悪戦苦闘(笑)

1週間以上も間を空けてしまい、申し訳ありません。
せっかくMovable Typeを導入したのに、こんな調子で一体何のためのウェブログなのか?

実は先週のはじめ、新しいパソコンが到着し、それをメインマシンに仕立て上げるべく今までずっと悪戦苦闘を強いられていたのであります(^^;ゞ

この夏、HDDが逝ってしまいました。
外付けのものですが、購入から2年半で、本当にあっけない最後でした。
主にセレクトした画像のコピーのストックと、そのレタッチ作業に使っていました。
ある日突然ファイル名がデタラメに表示され、触ると異常に熱かったので、これはまずい! と思ったんです。
幸い少し休ませると回復したので、その隙に新しい外付けHDDへデータの引越しを始めたのですが、全部で約50GBはあるデータです。
時々不調になるのを騙し騙し数日かけて、あともう少しで終了、というところで寿命を迎えてしまいました。

もちろん、オリジナルのデータは別途DVD-RAMに保存してあるので致命的な事態は避けられたのですが、もし撮影データをバックアップも取らずにHDDへ保存し、異常に気付かぬまますべてを失っていたら・・・。怖いですね。
(DVD-RAMの保存性も未知数なのでコピーを取りたいのですが、それには膨大な時間が・・・。)

HDDは壊れ物。分かっていても、いざ体験してみるとやっぱりショックです。
今後ますますデータが増えるとなると、ストック用には2台のHDDを用意し、常にバックアップを取りながら使って行く必要がある、と真剣に考えました。

私は4年半前に初めてパソコンを買い、これまでずっと使い続けてきたのですが、省スペースディスクトップ型なら場所を取らないだろうと思ったのが大きな間違いでした。
外付けの各種ドライブをあっちこっち繋げることになるから、かえって場所を取るんですね。
使いにくいしコンセントも塞ぐし。

そのような訳で、今度メインに据えたパソコンはタワー型。
OSはWin98SEから同XPに、CPUはPentium3(600MHz)からCeleron(2.40GHz)になりました。
ソフトの多くはそのまま移せましたが、スキャナーやプリンターのドライバーはメーカーのサイトからダウンロードしなければなりません。
しかし、その前にネットに繋げなければ。
うちの方は立地の関係で回線が光ケーブルになっているので渋々ISDNを使っているのですが、ターミナルアダプタと無線通信するためのブルートゥースがXPに対応していない。
そこでこの機会に無線RANにシステムを切り替えることにしたのですが、慣れないOSで初めて無線RANの設定をするものですから、非常に戸惑いました。
しかも、どこの製品かはあえて言いませんが(よく見たらこの夏逝ったHDDと同じメーカー(ーー;) )、設定ウィザードやマニュアルの出来が何とも不親切でわかりにくい!
それで何日も悪戦苦闘した次第です。

話しは変わるのですが、最初のパソコンは人気メーカー製省スペース型シリーズの最上位機種で、40万円近くしました。
ソフトがやたらたくさん入っていましたが、本当に必要なものは結局、すべて自分で買わなければなりませんでした。
今度買ったのはダイレクト通販のタワー型シリーズの最下位機種で、ディスプレイ、メモリ、HDDを追加し、送料税込みで約14万円です。
当たり前ですが、後者の方が洒落にならないくらい快適(RAW現像時、特にに実感)。
何とも複雑な心境です(笑)

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2004年08月15日

いきなり、秋?

昨日までの、ひと月を優に超える猛暑続きはどこへやら?
昨夜から今朝にかけての雨降りのあとは、もう完全に≪秋≫の世界。
暑さに慣らされていたせいもあるのでしょうけど、長袖シャツを着ないと寒いくらいです。
あちこちから聞こえてきたセミたちの声も、今日は控えめ。
代わって、草むらからは秋の虫の声が・・・。
たくさん聞こえていても、静かさを感じてしまうのはなぜなのでしょう?

明日からはまた、暑さが戻るそうです。

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