比企の里から '04-'06

2004年8月から2006年2月分までのバックナンバーです。

このたびのリニューアルを兼ねたサイトメンテナンスは、皆さまへの予告はせず、水面下で進めさせていただきました。

3年ほど前に『比企の里だより』を始めたときに私は、編集方針として2つの役割を持たせたいと考えました。
1つは、都会にはない自然を求めて訪れてくださる方々にとっての“憩いの場・癒しの場”を提供すること。
もう1つは、この地方の風土を見直し、それに根ざした地域振興のための“情報交換の場”を設けることです。
どちらも簡単ではありませんが、特に2つ目の役割が担えるようになるまでには、まだ時間がかかりそうです。
正直、焦りを覚えることもありますが、「そういう時こそ急がば回れ」と、自分に言い聞かせるようにしています。
まず、心も体も安心して癒せる場を確保すること。
何事をするにも欠かせないことだろうと思います。

今回、『比企の里だより』の各コンテンツを姉妹サイトも含め、大きく2つのグループに再編しました。
当初からの編集方針による発展を意図した『比企ライフネット』グループ。
それと、“憩いの場・癒しの場”とすることに専念した『ふる里リンク（旧、比企の里だより）』グループです。

おかげさまで『旧、比企の里だより』は、今まで多くのサイトさまとリンクさせていただくことができました。
これも、私が最初に心がけた“癒しの場”づくりへのご支援の表れと受けとめ、深く感謝しています。
グループ分けは、『ふる里リンク』のリンク先にも自然や心の癒しをテーマにしたサイトさまが多く、私の方でももっと内容を吟味し同調させていく必要があると考えたからですが、もう少し現実的な理由もあります。

『比企ライフネット』グループの各コンテンツ制作には、地域振興につながる情報を盛り込むために現在、少しずつですが地元の各種団体、企業、個人の方々へも、取材協力のお願いをさせていただいています。
その関係で、新聞・雑誌などで言うパブリシティ記事、商用サイトへの誘導リンク、行政とのタイアップによる住民グループの活動紹介などを掲載する機会が必然的に増えてきました。
こうした傾向は、このサイトの運営がある程度事業化し始めたことを意味してると言えますが、ここで私は運営者としてはっきりと意思表示しなければいけないことがあると思っています。
それは、「これまで築いてきた『ふる里リンク』を、ビジネスルート開拓の手段に転用する意図はありません」ということです。
心と心との関係を途中から営利目的に利用する行為は、やはり慎まなければいけません。
『旧、比企の里だより』のタイトルを改め、URLも『比企ライフネット』系と別にし、掲示板やメールアドレスを外して匿名性を高めたのも、そのような意思表示の一環です。
読者の皆さまにご迷惑かとも思いましたが、念のため、両グループ間のリンクもすぐには分からないようにし、独立性が保たれるよう配慮した次第です。

以上ご説明したことは、相互リンク先の各サイトの管理者さまへは、あえてお知らせはしていません。
もし私からリンクの貼り替えをお願いすれば、『比企ライフネット』事業化準備のための宣伝行為になりかねないと思うからです。
これは余談になりますが、『比企ライフネット』には、ブログ『小川町ライフ』の「小川町情報リンク集」以外は、現在のところリンク集を設ける予定はありません。
それより、情報交換を目的とするサイト運営には、ブログならではの機能であるコメントやトラックバックなどによるつながりが、今後重要になるだろうと考えています。

たいへん長くなって申し訳ありません。
これからの展開についてですが、目的を同じくするサイトさまとの連携や、協働による新サイト立ち上げの呼びかけにも積極的に関わっていきたいと考えています。
特に、地元へのブログ普及には力を入れたいと思っています。
ぜひ、ご期待ください。