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2006年02月24日
「Movable Type 3.2」で新サイトの試験運用を開始
先日の2月21日、当サイト「比企ライフネット」内のブログCGIプログラムを「Movable Type(ムーバブルタイプ)」の最新版(3.2-ja-2)へバージョンアップしました。それと並行で新しく用意したサーバ(さくらのレンタルサーバ)へも同CGIを設置し、本日試験運用を開始しました。
▽「Movable Type 3.2日本語版」(最新版3.2-ja-2)のメイン管理画面。
旧バージョンに比べ、複数のブログを一括管理しやすくなりました。
迷惑コメント、トラックバック管理機能も一段と強化されています。
※クリックで100%大(780×1000ピクセル)の画像が開きます。
「むさしのレクリエーション」、「むさしの里山人」の
両新サイト試験公開について
はじめにご説明しなければならないのですが、両新サイトとも「Movable Type 3.2」を試験運用するためにダミーサイトとして開設するものです。サイト内には複数のブログを作成しますが、それらも含めタイトルはすべて“仮称”です。しかしながら独自ドメインは取得していますので、試験の成果は何らかの形で、将来運営するサイトへ反映できればとも思っています。
試験サイト内の各ブログのあらましは次の通りです。試験期間は今のところ、およそ1年間と考えています。
「むさしのレクリエーション」
・むさしのレクリエーション http://hiki-iruma.jp/
・むさしのレクリエーション情報 http://hiki-iruma.jp/newstopics/
・川越・秩父・奥武蔵の旅 http://hiki-iruma.jp/tabi/
・武蔵の小京都から http://hiki-iruma.jp/shoukyoto/
・ピントグラスの風景 http://hiki-iruma.jp/myblog/
「むさしの里山人」
・むさしの里山人 http://satoyamajin.jp/
・むさしの里山人通信 http://satoyamajin.jp/newstopics/
・比企の里だより http://satoyamajin.jp/tayori/
迷惑コメント、トラックバック問題はクリアできる?
さて、昨年秋に提供開始された「Movable Type 3.2日本語版」(以降、MT3.2)ですが、最大のセールスポイントが迷惑コメント、トラックバック管理機能の強化です。すでに当サイトのブログでも、ご投稿いただいたコメントは一時保留され、管理人の確認操作で公開されるよう設定されていましたが、MT3.2ではトラックバックに対しても同じ措置が講じられるようになり、早速設定を済ませました。また、メールシステムでも普及している迷惑行為撃退フィルター機能も新たに標準装備され、予め設定した度合いに応じて迷惑コメント、トラックバックを振り分けることもできるようにもなりました。
注目すべきは、運営する全ブログ内の記事、コメント、トラックバックを一覧表示し、一括管理ができるようになった点です。特にコメント、トラックバックの受付中止や再開について、全ブログの全記事に対し、一ぺんに設定できるようになったことには思わず「待ってました!」と声を上げたくなってしまうほどです。何しろ、これまでは「Movable Type」に限らず、レンタルブログサービスのほとんどで、記事が100あればその数だけ操作画面を逐一開いて設定し直すしか方法がなかったのですから。
迷惑行為へは、最初からコメント、トラックバックの受付をしなければ不安を抱かずに済むことはできます。でも、それではせっかくネット上にブログを公開しても、その魅力が大きく損なわれてしまいます。管理人の私としてもジレンマに陥っていた、というのが実情でしたが、MT3.2の最新機能で自在にこの問題をコントロールできるようになり、今後のブログ運営の展開に自信が持てるようになりました。
コメント、トラックバックは選んで公開
ブログを掲示板のように自由な情報交換や討論の場として利用するなら、迷惑行為を恐れずに、コメント、トラックバックは常に受付、即公開の設定にしておくべきだと思います。しかし私は、埋もれている多くの情報を読者とともに掘り起こし、集め、整理し、少しでも有益なものにしてネット上で共有し合いたいと考えてきました。そこでは、ブログの管理者は編集者としての役割も果たさなければなりません。この点が掲示板との大きな違いだと思います。
そのことからも今後、私の運営する各ブログでは、お寄せいただいたコメント、トラックバックはメールと同じように貴重な情報としてお受けし、公開については雑誌や新聞の読者投稿と同じように、編集上特に必要と思われるものをその都度選ばせていただくようにしたいと思います。
これまでのブログにはなかった利用法なので、こうしたMT3.2の新機能による運営に違和感を抱く方も、おそらくは少なくないことでしょう。必ずしも公開されないことで投稿をためらう方もいらっしゃるかも知れません。しかし私は、受信したコメント、トラックバックに管理人は必ず目を通している、というふうに受け止めていただきたいのです。情報の正確さや有用性について、少しでも読者の信頼に応えられるブログを運営したいと考えた上での編集方針ですので、ご理解、ご協力をいただければと思います。
日記だけでは物足りない?
ブログツールの新しい可能性に期待
「日記と掲示板とがひとつになった」。それが、日本でブログが大流行しているいちばんの理由のようです。管理人が自らの心の内にあるものを日々書き綴り、それに共鳴した読者が自由に意見を交し合う、というのが典型的な運営スタイルだと思います。
私の場合は以前から、機会があれば、ブログツールを情報のデータベース作りに活用したいと考えていました。ところが、記事が増えるにつれブログ全体の管理が困難になるという壁にぶつかり、半ばあきらめかけていたのです。日記も掲示板も、古い記事まで参照するのは主に当事者だけだろうと思われますが、データベースの場合は事情が違ってきます。記事の古い新しいに関係なく、必要があれば内容の更新をしたり、それに伴うコメントやトラックバックの受付、公開もしなければならない場合もあるわけです。
MT3.2は管理画面からも過去の記事やコメント、トラックバックの参照、検索がしやすく、それも全ブログ対象に行うこともできるので、大胆な編集管理が可能です。さらに嬉しいのは、各記事ページのファイル名を後から任意に編集できる機能も追加されたことです。前バージョンのMT3.1では下書き段階でファイル名を記事タイトルとして決定する必要があり、変更の必要が生じた場合は一旦削除し、はじめから記事を投稿し直す必要があったのです。また、途中マイナーチェンジで改善されたものの、初期の頃は公開記事を編集し直すとファイル名に枝番が自動追加されてしまうこともあって、各ページ間のリンク切れに相当悩まされたこともありました。このあり方迷惑な仕様に、データベースを作りたいと考えていた私はそれこそ絶望のどん底へ突き落とされたような気分にもなりましたが、MT3.2の登場には本当に救われました。
データベースとして活用する場合、情報記事だけでなく、例えば写真の分類整理に応用することもできそうです。テーマ別にフォトアルバムをいくつ作成しても、能率良く編集管理ができる、というわけです。
難点は、デザインのカスタマイズやデータベースの管理などに、ある程度スキルが求められるということでしょうか。開発元のシックス・アパート(株)によれば、MT3.1からMT3.2へのバージョンアップは難しくないとのことでしたが、それでもやはりデザインやサーバのデータベースがうまく引継げるかどうか不安がありました。いつ実行するか迷っているうちに何か月も過ぎてしまい、先日ようやく決心がついたものの、バックアップ作業や動作試験などを慎重に進めたために、結局丸1日を要してしまいました。終わってしまえば心配する程のものでもありませんでしたが(笑)。
「Movable Type」のススメ
今後もますます、「Movable Type」は魅力的な機能を充実させていきそうです。初心者にも設置しやすくなってきた反面、機能をフル活用するには勉強しなければならないこともたくさん増えてきました。しかしだからこそ、使いこなす楽しさもレンタルブログとはまるで別物です。それぞれに違った良さがありますので、まだブログを体験されたことのない読者の皆さまにも、ぜひ一度使い比べてみることをお勧めします。
なお3月からは、この「比企ライフネット」もMT3.2の新機能を活かし、少しずつリニューアルを進めていきたいと思っています。
項目: 管理人からのお知らせ
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コメント
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「さくらのブログ」は商用利用もOKで機能も豊富。
デザインは比較的フォーマルですが、新作も続々追加中です。
詳しくは、
http://www.sakura.ne.jp/support/manual/rs/set_b.shtml
または、
http://info.sblo.jp/
をご参照ください。料金は次の通り、機能に対してとても格安です。
無料お試し期間も2週間あります。
http://www.sakura.ne.jp/rs/02.shtml
ライトプランからスタンダードプランへの途中変更はできないので、
画像を多く掲載するならスタンダードプランがお薦めです。
「Movable Type」や掲示板などの設置マニュアルも完備。
ブログ好きの間では、もはや“定番”になりつつあるようです。
なお、「さくらのブログ」も
「Movable Type」(無償、非商用、限定個人ライセンス)も、
ブログを無制限で複数作成することができます。
投稿者 ヒロキ : 2006年02月26日 10:02
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