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2005年12月29日

1月9日までと2月16日~ 3月19日、小川小学校下里分校などで子どもたちの成長を見つめた大野広幸さんがJPS写真展に出展(東京・横浜) 〔再掲載〕

JPS写真展『日本の子ども60年 -21,900日のドラマ-』

8月26日にNHK『特報首都圏』で紹介された写真展のお知らせです。
フリーフォトジャーナリストの大野広幸さんが、休校前の小川小学校下里分校などで過ごした生徒さんたちとの歳月を綴った写真集、『ぼくらの分校』からも印象深い作品が出展されます。

2005年12月12日付記事からの再掲載です。
*「小川町ライフ」8月31日付記事でもご紹介しています。

1.東京展

 【会期】2005年12月17日(土) ~ 2006年1月9日(月)
 【会場】東京都写真美術館 地下1階映像展示室
    本展の紹介ページはこちら
    会期中のイベント案内はこちらJPS公式サイトより)。
   〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3(恵比寿ガーデンプレイス)
   ・JR山手線「恵比寿駅」東口より徒歩7分
   電話03-3280-0099 地図はこちら
 【料金】一般 700円/学生 600円/中高生・65歳以上 400円
 【時間】10:00~18:00(木・金は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
 【休館日】月曜日(休館日が祝日または振替休日の場合、その翌日)
   注)年末年始は12月29日~1月1日まで休館
 【主催】JPS(社団法人 日本写真家協会)
   JPS公式サイト「日本の子ども60年」会場及び会期決定
   (2006年3月19日まで名古屋、京都、横浜の各会場を巡回します。)

2.横浜展

 【会期】2006年2月16日(木)~ 3月19日(日)
 【会場】日本新聞博物館 2階企画展示室
   〒231-8311 横浜市中区日本大通11(横浜情報文化センター)
   ・みなとみらい線「日本大通り駅」情文センター口直結
   ・JR根岸線/横浜市営地下鉄「関内駅」徒歩10分
   ・横浜市営バス「県庁前」バス停徒歩1分
   ・首都高速「横浜公園ランプ」車3分
   電話045-661-2040 地図及び利用案内はこちら
 【料金】一般・大学生 500円/高校生 300円/小・中学生 100円
   毎週土曜日の小・中学生の入場料は「無料」です。
 【時間】10:00~17:00(木・金は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
 【休館日】月曜日(休館日が祝日または振替休日の場合、次の平日)
 【主催】JPS(社団法人 日本写真家協会)
   JPS公式サイト「日本の子ども60年」会場及び会期決定
   (2006年3月19日まで名古屋、京都、横浜の各会場を巡回します。)

関連図書のご案内 1) 写真集『日本の子ども60年』

今回のJPS写真展『日本の子ども60年 -21,900日のドラマ-』が
待望の写真集になりました。

 『日本の子ども60年』

 社団法人 日本写真家協会 編、重松 清 解説
 B5判変型・206頁・定価2940円 ISBN:4-10-300551-3
 2005年12月16日 新潮社

<版元の紹介文より>

厳選204点の写真でつづるビジュアルな戦後史。
永久保存版、豪華写真集!
撮影=土門拳、木村伊兵衛から写真愛好家まで、
全148名。
被写体=戦後60年間、日本全国の子どもたち!
日本写真家協会が、2年の歳月を費やし、
日本中の写真家2万点以上の作品のなかから
選びぬいた写真で構成。
戦後の荒廃、高度経済成長、バブル崩壊……
それぞれの時代を生きた子どもたちの姿から、
日本の戦後60年をたどる。

関連図書のご案内 2) 大野ひろゆき写真集 『ぼくらの分校』

2004年10月9日付記事でもご紹介しています。

大野さんは埼玉県旧名栗村(現飯能市の一部)のご出身で、今も県内の入間市にお住まいです。
2003年5月に小川町立図書館で開かれた大野さんの個展では、小川小学校下里分校をはじめ、埼玉各地の分校を舞台に20年間にわたって撮影された100点余りの白黒作品が展示され、好評を博しました。
『ぼくらの分校』は、そのときの展示作品すべてを収録した美しい印刷の写真集です。お近くの書店で注文できます。
小川町立図書館 1階の“地域資・行政資料コーナー”でも閲覧できます。)

 大野ひろゆき写真集 『ぼくらの分校』

 A4判・定価5,145円 ISBN:4-946486-29-1
 2003年4月29日 邑心文庫(ゆうしんぶんこ) 刊
 〒369-0015 埼玉県北足立郡吹上町本町1-4-12 電話048-548-4478

*関連サイト
 ○『大野広幸写真の世界 夢 希望 明日』
   大野さんの個人サイトです。代表作品も多数公開中。
   「埼玉の分校」では、上記の『特報首都圏』で紹介された
   下里分校の作品も見ることもできます。
 ○『大野広幸写真の世界(夢・希望・明日)写真日記』
   大野さんの個人ブログです。もはやブログは、
   フォトグラファーにとっても必須アイテムとなりつつあるようです。
   番組取材で久しぶりに分校の元生徒さんや当時の先生方と再会した
   ときの印象が、8月4日と16日の2回にわたって書きとめられています。

<管理人コメント> (2006年1月7日加筆)

*「小川町ライフ」8月31日付記事より

大野さんとは、先述の小川町立図書館での個展で初めてお会いしました。
作品があまりにも感動的だったので、そのときは失礼とは思いながら、話し込んでつい長居をしてしまいました。
そのとき私は、生意気にも先輩フォトグラファーの前でこうこぼしたのを覚えています。
「今どき貴重だから…とか、もうなくなるから…とか、そういう動機では撮りたくないものですよね」
大野さんはすぐ、
「そうです。そうなったときではもう遅いんです」
と答えてくださいました。
その大野さんが番組の中で、生徒のいなくなった分校を訪れ、
「写真が撮れなくなったっていうのが、いちばん寂しいですね」
と静かに語っていたのが胸の奥に残りました。

大野さんの個人サイトのタイトルには、「夢 希望 明日」と綴られています。
私は、このタイトルが大好きです。

小川町 思い出の分校 (2006年1月7日追加)

「比企の里山 写真ライブラリ」収録作品より (撮影:管理人)


△休校中の小川町立小川小学校下里分校と、
▽同、大河小学校腰越分校。
 (画像をクリックすると大きなサイズでご覧になれます。)


*JPS写真展『日本の子ども60年 -21,900日のドラマ-』を
 ご覧になった方々(兼、コメント、トラックバック先)へのリンク集

 The Best Day Of My Life:2006年1月29日付記事
  かわらないこと
 名古屋展会場の「ノリタケの森ギャラリー」で本展をご覧になられた方の
 ブログです。
 「そして、いつの時代も子どもは変わらないことを強く思いました」
 と最後に添えられた言葉。それがきっと真実なんだと思います。
 今時の子どもたちは…、と嘆く前に、
 もっとその訳を探してあげなければいけないのかも知れませんね。

 みみおの素晴らしきTOKYOライフ:2006年1月6日付記事
  いよいよ、1月9日まで『日本の子ども60年』展@東京都写真美術館
 「東京をこよなく愛する3代目下町っ子」、3代目りちゃぁどさんのブログです。
 「かわいい2児のパパ」として、「私たちは、何がして上げられるのか、
 何をしないべきか、いろいろと考えさせられる写真展でした」
 とのお話し。とても丁寧に詳しく、感想を綴られています。

 本の装丁・ウェブデザイン、死ぬまで作るか?!渋谷ウインバレー
  2005年12月20日付記事
  荒木経惟、木村伊兵衛、土門拳、篠山紀信~日本の子ども60年
 「渋谷区の本と広告、ホームページの制作会社、ウインバレーの
 女性制作ディレクターのブログ」。アートや展覧会などの話題が豊富です。
 「最初は、子供の写真は、誰でもかわいく撮れるんでしょう。
 なんて思っていましたが、意外と奥の深い写真でした」
 「戦後の名だたる写真家たちによる、子供の写真は、
 それぞれの写真家のカラーがでていて、楽しめました」
 私は去年の秋から体調を崩していて東京展は逃してしまいましたが、
 春の横浜展には何としても、見に行きたくなってしまいました。

項目: 展覧会

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恵比寿・東京都写真美術館にて、『日本の子ども60年』展を見て参りました。   まずは、ご来場の記念にこちらをクリックください。m()mそもそもは、同館での『植田... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年01月06日 10:17

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久しぶりに暖かい日でしたね 体調のほうは早めに対処したせいか、だいぶ良くなり気分も上々☆ せっかくの日曜日、すこしおでかけ 名駅の近くにあるノリタケの... [続きを読む]

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コメント

コメントだけでなく、記事中の紹介ありがとうございます。
Hirokiさんの記事はずいぶん詳しいですね。
これを見てから、展覧会にいけばよかったです。。。

投稿者 本の装丁・ウェブデザイン、死ぬまで作るか?!渋谷ウインバレー : 2006年01月29日 23:26

ウインバレーさん、ようこそお越しくださいました。
こうした、子どもたちをストレートに写しとめた写真の展覧会が、また60年後にも開くことができるのか、何となく不安です。今回出展された大野広幸さんからも、「もう以前のようには撮れなくなった」と、お会いしたときにうかがいました。ある学校へ取材を申し込んだところ、保護者全員の方からの了解が得られなかったので断られた、というのです。
ほんとうに、子どもたちにとっては、のびのびと生きにくい世の中になりました。
私の住む地域の回覧板に地元小中学校の広報も綴じられているのですが、最近不審者や身に危険を感じる出来事に遭ったことはないか、という生徒さんへのアンケートの中に、こんな回答もありました。
「知らない人に写真を撮られた」
私も気を遣わないわけには行きません。
職業柄、近隣の小中学校のアルバム用写真を撮らせていただく機会も多いのですが、一番楽しいのは遠足や学園祭、体育祭、部活動など、生徒さんたちが興味のあることへ夢中になっている姿を自由に撮れる瞬間です。でも、それを個人の作品として公表することはできません。
家族や身内のスナップ写真も良いものですが、第三者だから撮れる写真もあるんじゃないかなって、思います。それでも撮るときは、その被写体を見たがったり欲しがったりする側より、少しでも良いから被写体と同じ側へ寄り添いたい、と思っていますが。
決して“お金になるわけではない”仕事を地道に、自主的に続けているフォトグラファーやジャーナリストは、有名無名に関係なくたくさんいらっしゃいます。
『日本の子ども60年』展が各地を巡回し写真集も出版されることで、そのような仕事への関心や理解が多くの方々の間で深められることに期待しています。

投稿者 ヒロキ : 2006年01月30日 16:28

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