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2007年04月30日

読者の皆さまへ 更新休止のお知らせ

誠に勝手で申し訳ないのですが、管理人多忙につき、
期限未定で更新を休止させていただくことにしました。
今までご訪問くださり、どうもありがとうございました。

近況報告に代えて

この春から仕事での写真撮影が本格的にデジタル化し、撮影の無い日は画像処理のためパソコンに向かう時間が一気に増えました。また、クライアントさまへの画像データ渡しをネット経由で行う必要性から、現在このWEBサイトで利用しているレンタルサーバも活用することになり、常時十分な空きスペースを確保しなければならなくなってきました。
このような状況を考慮し、少し寂しいのですが、各ブログも含め当サイト全体の更新を期限未定で休止させていただくことにしました。同時に、サイト本体である「比企ライフネット」や姉妹サイトの「関東甲信越写真の旅」から、最近はすっかり私の個人日記としての性格が強まったブログコンテンツを、ほぼ完全に独立させることにしました。「比企ライフネット」はクライアントさまにもご覧いただく機会があり、長らく更新休止の予想されるブログなら、予め切り離しておいた方がすっきりするだろうとの判断からです。どうぞご理解ください。

更新再開に際しては、すでにサーバの空きスペースが不足しつつあることから、より大容量で経済的なレンタルサーバへの移転も検討すべきだろうと考えています。現在はさくらインターネットの「さくらのレンタルサーバ」スタンダードサービスプランを利用していますが、5月9日から提供開始予定の「さくらのレンタルサーバ・ビジネス」プロサービスプランに、今は関心を寄せているところです。WEBサイトは一度構築すると、移転は大変手間のかかる大作業になるので、他社のサービスの動向も見ながら時間をかけ慎重に検討したいと思っています。

最近の仕事のようす

まず広告関係ですが、4月19日に私の地元のおがわ温泉花和楽の湯さまが増床リニューアルされ、それにあわせた新しいパンフレット用の写真撮影のお仕事をいただくことができました。
カラー刷りのパンフレットは5月下旬の出来上がりになると思いますが、先に一色刷りの館内見取り図入りのチラシが出来上がりましたので、ご来館の機会がありましたらぜひお手にとってご覧いただけたらと思います。表側は全面、新しく完成した足湯で寛ぐ浴衣姿の女性のポートレートが掲載されています。夕暮れ時の撮影で、とても風情豊かな花和楽の湯の雰囲気をお伝えできたのではないかと思っています。デザインは、オープン当初から花和楽の湯のパンフレット、広告や館内サインなどを手がけてこられた、プリゼント・クリエイティブ社長の千葉さんです。
千葉さんと、その知人で花和楽の湯を開業プロデュースされた(株)アクトパス社長の望月さんへは、花和楽の湯社長の新田さんからオープンに先がけ紹介していただきました。このときの出会いは、私がフリーカメラマンとしての一歩を踏み出す大きなきっかけになりました。千葉さんからはその後も、東京や横浜などの企業さまの商品や店舗の撮影のお仕事を、度々いただいています。

学校アルバム関係でも、環境に大きな変化がありました。
学校アルバムの撮影や編集制作の仕事は、これまで伝統的に写真館の仕事でした。ある写真館が急な事情で学校関係の仕事が請けられなくなり近隣の写真館も忙しくて引継げないような場合など、取引している印刷会社が撮影から代行するケースもありましたが、それはあくまで緊急の備えに過ぎませんでした。印刷会社が写真館を通さず直接学校と取引するにしても、それは主に会社の周辺地域に限られていました。印刷のための写真原稿は従来ネガやプリントで入稿されていたため、それらの編集や整理まですべて印刷会社側で請け負うことはとてもできなかったからです。
ところが、撮影機材の急速なデジタル化で状況は一変しました。写真館にとっても重労働で負担になっていたネガやプリントの整理作業が不要になり、社員カメラマンが撮影に専念できるようになってきたのです。印刷会社もスキャニングの作業から開放されるようになりました。そのことから、学校側への営業活動、アルバム委員の生徒さんや顧問の先生との連絡、撮影、編集制作などの業務の分担について、写真館と印刷会社との間で見直しが進められる機運が高まってきました。
学校アルバム関係の私の直接のクライアントさまは今、越生町にある老舗の写真館、山口写真さまです。社長の山口さんは、私の母校である日本大学芸術学部写真学科の10年先輩で、若い頃は広告写真界や放送界で活躍され、写真館業界のコンテストでも上位入賞経験豊富な実力の持ち主です。実は、小川町へ越してきてからも長い間、失礼なことに私はそのようなことも知らずに過ごしていたのですが、何人かの方が私を山口さんに紹介してくださり、仕事のお手伝いもさせていただけるようになったのです。
山口写真さまでは入間北西部から比企南部にかけ、小学校から大学、専門学校まで数多くの学校アルバムの仕事を手がけられていますが、このたびその営業活動や編集制作がさいたま市にある老舗の学校アルバム印刷会社、(株)イシクラさまへ移管されることになりました。また、これまで山口写真の社員カメラマンとしてそのような複雑な仕事をほとんど一人で進行管理してこられたNさんも、6月からフリーカメラマンとして独立されることになりました。同時期、私のクライアントさまも山口写真さまから(株)イシクラさまへ変わることに決まっています。山口写真さまへは機材や車のレンタル料、連絡事務所の家賃などしか入らなくなりますが、これで人件費やアルバム制作に関する様々な負担が生じなくなることになります。それでも、山口さんやNさんからはこれからも撮影の上で公私ともどもご指導いただけるとのことなので、まだ経験の浅い私のような新人カメラマンにとっては心強い限りです。
今後の私の役割は、ほかのフリーの先輩カメラマンとともに、Nさんの補佐をすることです。担当する学校は当面今まで通りですが、この頃は県内でも後継者難や経営難から廃業したり、従業員の高齢化や人手不足で学校アルバムから撤退する写真館も少なくはなく、その仕事を引継ぐ場合も考えられるとのことです。背景には、急速な撮影機材のデジタル化に一部の写真館は設備投資を諦めてしまっているという事情もあるようです。
(株)イシクラさまでは、Nさんをはじめとする私たちのようなフリーカメラマンの組織に撮影や学校側との連絡を依頼するようなケースは初めての試みとのことです。この試みが軌道に乗れば、近い将来デジタル撮影や画像処理に精通したフリーカメラマンの組織が、学校アルバム撮影の担い手として普通になる時代が来るのかもしれません。それだけに今、正直なところ不安もありますが、私はこれまで以上に大きな責任を感じているところです。

項目: 写真・カメラ , 管理人からのお知らせ

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