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2006年10月13日

ペンタックスK10Dの発売日が11月30日に決定

発売予定の10月下旬からひと月後に

ペンタックス株式会社(社長:浦野 文男)は、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの新製品 「 PENTAX K10D 」 の発売日を 11月30日 に決定いたしましたのでお知らせいたします。
本製品は、9月14日の発表において10月下旬発売とお知らせしておりましたが、発表以来、全世界から予想を大幅に上回る注文があり、十分な出荷数量を確保するために上記の通り変更することにいたしました。

 ペンタックス(株):2006年10月13日付プレスリリースより抜粋
  「PENTAX K10D」 発売日についてのお知らせ

初めて手にするK10D(の試作機)

先日所要で都内に出た際、新宿のペンタックスフォーラムにも立ち寄りました。
初めて手にするK10D(の試作機)。想像以上にしっかりとしたつくりで、製品版への期待がますます高まってきます。

バッテリーグリップ付のボディも手に取ることができました。重いレンズを装着するときは、グリップ付きの方がバランスは良さそうです。カメラ本体との結合部の強度はどうか、少し気になっていたのですが、3年前の*istD用より建付けが良くなっていて安心して使えそうです。
ディスプレイの側で若い営業マンの方が、ノートをとりながらお客さんの質問や相談に応じていました。私も手短に、思っていたことをお訪ねしてみました。

カメラ内RAW現像へ「シフト」機能の追加も要望

カメラ内RAW現像は、K10Dで私が特に注目しているの新機能の一つです。営業の方のお話しによると、これもユーザーからの要望が多かった機能で、以前から各地の展示会などのブースで意見が寄せられていたそうです。そのような他社でも前例のないリクエストでも柔軟に取り入れてしまうペンタックスの包容力に、私もあらためて感心させられてしまいました。
そこで私も、その包容力に甘え1点リクエストさせてもらいました。それは、RAW現像の調整機能の中に「シフト」も追加してほしいというものです。
「シフト」は同梱予定のRAW現像ソフト「PENTAX PHOTO Laboratory 3」に備わっている機能で、あたかもレンズを水平に保ったまま上下左右にシフト(移動)させるような構図の調整ができます。例えば建物などを下から見上げた構図でも、柱や壁が垂直に、上すぼまりにならないよう整えることも可能です。コマーシャル分野では建築のほか、室内インテリアや商品等の撮影にも多用されます(RAW現像ソフトでシフトを効かせた作例2点を10月16日付記事に掲載中です)。
カメラ内でこうした調整ができればその場でより正確な構図を確認でき、撮影もはかどりそうです。画像データを急ぐときは、特に助けられるでしょう。
ただ、実際に「シフト」機能を追加できるかどうかはカメラ側の処理能力にもよるのですが、この点について詳細はまだ不明とのこと。1枚あたりの現像時間や消費電力なども、製品版ができるまでは分からないというお話しでした。
なお、カメラ内RAW現像機能の追加や改良などはファームウェアの更新で対応できるということで、最新ファームはこれまでの機種と同様にメーカーのサイトからダウンロードできるようなるそうです。決して私が余計なリクエストをしたため、当初の予定から発売が遅れたわけではありません(^_^;ゞ。

「光学プレビュー」と「デジタルプレビュー」との切り替えをしやすく

今日からなのか、メーカーサイトのK10D紹介コーナーがより詳しくなりました。
このブログのでも触れてきたように、「撮影機能&操作」や「インターフェース」など、各欄を読めば読むほどK10Dの随所にペンタックス独自の理想が込められていることを感じます。特に「撮影機能&操作」のハイパー操作系、「インターフェース」の各種表示やメニュー設定などの説明からは、デジタル一眼レフ開発への確かな自信が伝わってくるようです。

 ペンタックス(株):製品紹介
  デジタル一眼レフカメラ/K10D

ところで私には、先に挙げたカメラ内RAW現像への「シフト」機能追加のほかにも、K10Dに盛り込んでほしいことがあります。上記コーナーの「インターフェース」の説明欄に「被写界深度(※)や各種設定が確認できる2種のプレビュー表示」という項目がありますが、その「2種」をより簡単に切り替えられる方法も選べるようにしてほしいのです。「光学プレビュー」は*istD以来全機種に、「デジタルプレビュー」は今年2月発売の*istDL2以降に採用された一種の試し撮り機能ですが、両プレビュー表示の切り替えはK10Dも含めカスタムメニュー設定で行う必要があり、撮影中使い分けるには操作がやや煩わしいからです。
この点が改良されればK10Dはますますペンタックスらしいカメラになるはずなので、近々機会を見てリクエストしたいと考えているところです。これもファームウェアの更新で対応できるでしょうから、発売日に影響するようなことはないだろう、と思います。多分…(^_^;)?

※「被写界深度」については、次のページに分かりやすい説明があります。

 ペンタックス(株):digiich
  撮影テクニック通信「谷口泉のデジイチセミナー」(vol.6)

項目: 写真・カメラ

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