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2006年02月26日
「PMA 2006」開幕 ペンタックスも1000万画素デジタル一眼レフカメラを発表!
ペンタックスの公約
2月26日(現地時間)から4日間にわたり、いよいよ米国最大のカメラショー「PMA 2006」が開催されます。
ペンタックス(株):2006年2月26日付プレスリリース
「 PMA 2006 」 デジタル一眼レフカメラ関連製品の参考出品について
「デジカメWatch」:2006年2月24日付記事
ペンタックス、PMA 2006に
1,000万画素デジタル一眼レフカメラなど参考出品
「デジカメWatch」:2006年2月26日付記事
【PMA 2006】全米最大のカメラショー「PMA 2006」明日開幕
昨年度の開催に際し、ペンタックス(株)(以降、ペンタックス)上級執行役員イメージングシステム事業本部長の鳥越興さんが日本のITニュースサービス会社、(株)Impress Watchからのインタビューに将来構想を熱く語っておられましたが、その姿がいよいよ見えてきました(2006年2月6日付記事参照)。
我々のデジタル一眼レフカメラビジネスは昨年からスタートし、おおよそ3年計画で製品ラインを充実させていきたいと思ってきました。
〔中略〕Limtedレンズのような商品は、我々のような小規模なメーカーにしか出来ないと思っています。〔中略〕これは我々の会社だからこそ、という特長だと捉えていますから、今後も拡充させていきます。
(「デジカメWatch」:2005年2月25日付記事より抜粋)
ペンタックスの現行デジタル一眼レフ製品は現在、中級機*istDS2と入門機*istDL2の2機種があります。両機種とも量販店での税込価格はポイント還元などのサービスも含めると、実質5、6万円前後と超破格値です。2003年秋に初代*istDが発売された当時の約3分の1程度の値段ですから、これでは売上げも上がらないのではないかと、ユーザーの方が心配になってしまいます。
しかし、上位機種を今年の秋頃発表するようなことをペンタックスもほのめかしていたので私も半信半疑ながら期待はしていたのですが、何と先日、同社は発表を“発売”に前倒しすることを正式に表明しました。機能の詳細は未定としながらも、ニコン(株)(以降、ニコン)の人気機種D200と同様、画素数1000万としています。
「Limtedレンズ」を含む交換レンズ開発ロードマップも公開し、また大型イメージセンサーを搭載したプロ用デジタル一眼レフの開発も進んでいることを発表するなど、「3年計画で製品ラインを充実させていきたい」と鳥越上級執行役員が語られていた構想が、一歩一歩実現に向かっている様子がうかがえます。
「PMA 2006」会場では、これらの試作品やモックアップも参考出品されるとのことです。
2001年の秋、最初のデジタル一眼レフ試作機の開発中止に落胆させられて以来、ペンタックスの関係者がマスコミなどへ語る構想にはどうも不安を抱かずにはいられなかった私ですが、振り返ってみると、その後同社がプロジェクトを頓挫させたことはほとんどないことに今頃気が付きました。時間はかかっても描いた構想は地道にコツコツと実現させる。同社は公約の守れる企業を志しているかのようです。
早くも発表! ペンタックスの1000万画素デジタル一眼レフ
さて、表題の1000万画素デジタル一眼レフですが、モックアップの写真を見る限り、*istDの正常発展型としてほぼ同じくらいのコンパクトボディで登場するようです。内部機構のスペースからニコンD200のようなパワフルな動作を期待するのは無理があると思いますが、携帯性はとても良さそうです。これなら値段も、*istDS2とそう極端な開きはないのではないでしょうか。D200とはまた違う面で画期的な新製品に思えます。これでバッテリーが汎用品なら言うことなしです。
実は、D200の2台目を予備用として買うべきかどうか、ずっと迷っていました。ペンタックスが1000万画素デジタル一眼レフを出すにしても1年以上先で、*istDより大型化し、値段も20万円近くなるかもしれないと考えたからです。それなら動作の速さでは折紙つきのD200で統一した方が良く、私はむしろ2、3年後には実現するであろう1000万画素級小型モデルに期待していたのです。
ところが、ふたが開けば見ての通り、初めからコンパクトボディ。発売は半年後、値段も予想の半分近いとなればもう迷いはありません。1000万画素のクオリティがますます身近なものになるのです。こんな嬉しい話はありません。
ただ、少しさびしい思いもあります。それは、これほど魅力あふれる新しい交換レンズ群がもう、私の地元埼玉県小川町産ではないのだということ。これからは海を越えたベトナムの新工場を中心に、それらは世界各地へと出荷されていくことになるのでしょう。光学ガラスなど部材の調達、加工はまだまだ国内を中心に行われるようですが、それも栃木県益子町の工場に限られるようです(2006年2月3日付記事参照)。
中国、東南アジアで進められる市場開拓
ペンタックスでは現在、デジタル一眼レフ本体はフィリピン工場、交換レンズはベトナム工場が主力になりつつあります。もう30年以上前から同社関係者は、将来需要増の見込める市場は中国や東南アジア諸国にあると専門誌のインタビューなどに答えてきましたが、そのシナリオを着実に実行しようというのでしょうか。
同社のデジタル一眼レフシステムの特徴は、小型軽量、低価格、そして造りやすく流通させやすい、という点にあります。流通させやすいというのは、バッテリーが汎用品なので、専用品の供給が要らないということ。造りやすいというのも部品点数や材料の削減、カメラのシャーシーをアルミダイキャスト整形からステンレスプレス整形へ変更するなど加工設備の簡素化を追及しているということです。特にレンズ側へは、特注のモーターなど一切採用しない徹底ぶりです。また、同社製の30年前の古い交換レンズもそのまま装着できるので、ユーザーは本体と安い中古レンズをそろえるだけで撮影を楽しむこともできるのです。このことは企業にとってあまり利益を生まないばかりか、裏を返せば機能の削減にも通じ日本国内ではどうも人気薄なのですが、一眼レフ未体験の顧客が多く開拓できる国々への供給を、同社は優先したい考えなのだと思います。国内工場は益子、小川とも新会社、ペンタックスオプトテック(株)として1つに再編され、今後は医療関係や光学部品の特殊精密加工など新しい分野の開拓に取り組む方針のようです。
ニコンもD200をはじめ、デジタル一眼レフ本体や交換レンズの一部をタイの工場で生産していますが、国内工場も今なお主力です。
キヤノン(株)は近年、反対に国内工場の増強に力を入れているようですが、市場戦略として写真人口を重視するより、デジタルビデオカメラなども含めたカメラ全体のあらゆる潜在的需要を、国内での技術開発力の向上によりいち早く開拓しようとしているためではないかと想像します。
今、デジタル一眼レフは買いやすくなってきたことから一種のブームになっていますが、おそらくこれは一過性のもので、国内市場が飽和するのは時間の問題だろうと私は予想しています。その後の展開はどうするのか、各メーカーともすでに舵取りを決めていることでしょうね。
「退くも勇気」。そう判断したメーカーもありましたが…。
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2006年02月24日
「Movable Type 3.2」で新サイトの試験運用を開始
先日の2月21日、当サイト「比企ライフネット」内のブログCGIプログラムを「Movable Type(ムーバブルタイプ)」の最新版(3.2-ja-2)へバージョンアップしました。それと並行で新しく用意したサーバ(さくらのレンタルサーバ)へも同CGIを設置し、本日試験運用を開始しました。
▽「Movable Type 3.2日本語版」(最新版3.2-ja-2)のメイン管理画面。
旧バージョンに比べ、複数のブログを一括管理しやすくなりました。
迷惑コメント、トラックバック管理機能も一段と強化されています。
※クリックで100%大(780×1000ピクセル)の画像が開きます。
「むさしのレクリエーション」、「むさしの里山人」の
両新サイト試験公開について
はじめにご説明しなければならないのですが、両新サイトとも「Movable Type 3.2」を試験運用するためにダミーサイトとして開設するものです。サイト内には複数のブログを作成しますが、それらも含めタイトルはすべて“仮称”です。しかしながら独自ドメインは取得していますので、試験の成果は何らかの形で、将来運営するサイトへ反映できればとも思っています。
試験サイト内の各ブログのあらましは次の通りです。試験期間は今のところ、およそ1年間と考えています。
「むさしのレクリエーション」
・むさしのレクリエーション http://hiki-iruma.jp/
・むさしのレクリエーション情報 http://hiki-iruma.jp/newstopics/
・川越・秩父・奥武蔵の旅 http://hiki-iruma.jp/tabi/
・武蔵の小京都から http://hiki-iruma.jp/shoukyoto/
・ピントグラスの風景 http://hiki-iruma.jp/myblog/
「むさしの里山人」
・むさしの里山人 http://satoyamajin.jp/
・むさしの里山人通信 http://satoyamajin.jp/newstopics/
・比企の里だより http://satoyamajin.jp/tayori/
迷惑コメント、トラックバック問題はクリアできる?
さて、昨年秋に提供開始された「Movable Type 3.2日本語版」(以降、MT3.2)ですが、最大のセールスポイントが迷惑コメント、トラックバック管理機能の強化です。すでに当サイトのブログでも、ご投稿いただいたコメントは一時保留され、管理人の確認操作で公開されるよう設定されていましたが、MT3.2ではトラックバックに対しても同じ措置が講じられるようになり、早速設定を済ませました。また、メールシステムでも普及している迷惑行為撃退フィルター機能も新たに標準装備され、予め設定した度合いに応じて迷惑コメント、トラックバックを振り分けることもできるようにもなりました。
注目すべきは、運営する全ブログ内の記事、コメント、トラックバックを一覧表示し、一括管理ができるようになった点です。特にコメント、トラックバックの受付中止や再開について、全ブログの全記事に対し、一ぺんに設定できるようになったことには思わず「待ってました!」と声を上げたくなってしまうほどです。何しろ、これまでは「Movable Type」に限らず、レンタルブログサービスのほとんどで、記事が100あればその数だけ操作画面を逐一開いて設定し直すしか方法がなかったのですから。
迷惑行為へは、最初からコメント、トラックバックの受付をしなければ不安を抱かずに済むことはできます。でも、それではせっかくネット上にブログを公開しても、その魅力が大きく損なわれてしまいます。管理人の私としてもジレンマに陥っていた、というのが実情でしたが、MT3.2の最新機能で自在にこの問題をコントロールできるようになり、今後のブログ運営の展開に自信が持てるようになりました。
コメント、トラックバックは選んで公開
ブログを掲示板のように自由な情報交換や討論の場として利用するなら、迷惑行為を恐れずに、コメント、トラックバックは常に受付、即公開の設定にしておくべきだと思います。しかし私は、埋もれている多くの情報を読者とともに掘り起こし、集め、整理し、少しでも有益なものにしてネット上で共有し合いたいと考えてきました。そこでは、ブログの管理者は編集者としての役割も果たさなければなりません。この点が掲示板との大きな違いだと思います。
そのことからも今後、私の運営する各ブログでは、お寄せいただいたコメント、トラックバックはメールと同じように貴重な情報としてお受けし、公開については雑誌や新聞の読者投稿と同じように、編集上特に必要と思われるものをその都度選ばせていただくようにしたいと思います。
これまでのブログにはなかった利用法なので、こうしたMT3.2の新機能による運営に違和感を抱く方も、おそらくは少なくないことでしょう。必ずしも公開されないことで投稿をためらう方もいらっしゃるかも知れません。しかし私は、受信したコメント、トラックバックに管理人は必ず目を通している、というふうに受け止めていただきたいのです。情報の正確さや有用性について、少しでも読者の信頼に応えられるブログを運営したいと考えた上での編集方針ですので、ご理解、ご協力をいただければと思います。
日記だけでは物足りない?
ブログツールの新しい可能性に期待
「日記と掲示板とがひとつになった」。それが、日本でブログが大流行しているいちばんの理由のようです。管理人が自らの心の内にあるものを日々書き綴り、それに共鳴した読者が自由に意見を交し合う、というのが典型的な運営スタイルだと思います。
私の場合は以前から、機会があれば、ブログツールを情報のデータベース作りに活用したいと考えていました。ところが、記事が増えるにつれブログ全体の管理が困難になるという壁にぶつかり、半ばあきらめかけていたのです。日記も掲示板も、古い記事まで参照するのは主に当事者だけだろうと思われますが、データベースの場合は事情が違ってきます。記事の古い新しいに関係なく、必要があれば内容の更新をしたり、それに伴うコメントやトラックバックの受付、公開もしなければならない場合もあるわけです。
MT3.2は管理画面からも過去の記事やコメント、トラックバックの参照、検索がしやすく、それも全ブログ対象に行うこともできるので、大胆な編集管理が可能です。さらに嬉しいのは、各記事ページのファイル名を後から任意に編集できる機能も追加されたことです。前バージョンのMT3.1では下書き段階でファイル名を記事タイトルとして決定する必要があり、変更の必要が生じた場合は一旦削除し、はじめから記事を投稿し直す必要があったのです。また、途中マイナーチェンジで改善されたものの、初期の頃は公開記事を編集し直すとファイル名に枝番が自動追加されてしまうこともあって、各ページ間のリンク切れに相当悩まされたこともありました。このあり方迷惑な仕様に、データベースを作りたいと考えていた私はそれこそ絶望のどん底へ突き落とされたような気分にもなりましたが、MT3.2の登場には本当に救われました。
データベースとして活用する場合、情報記事だけでなく、例えば写真の分類整理に応用することもできそうです。テーマ別にフォトアルバムをいくつ作成しても、能率良く編集管理ができる、というわけです。
難点は、デザインのカスタマイズやデータベースの管理などに、ある程度スキルが求められるということでしょうか。開発元のシックス・アパート(株)によれば、MT3.1からMT3.2へのバージョンアップは難しくないとのことでしたが、それでもやはりデザインやサーバのデータベースがうまく引継げるかどうか不安がありました。いつ実行するか迷っているうちに何か月も過ぎてしまい、先日ようやく決心がついたものの、バックアップ作業や動作試験などを慎重に進めたために、結局丸1日を要してしまいました。終わってしまえば心配する程のものでもありませんでしたが(笑)。
「Movable Type」のススメ
今後もますます、「Movable Type」は魅力的な機能を充実させていきそうです。初心者にも設置しやすくなってきた反面、機能をフル活用するには勉強しなければならないこともたくさん増えてきました。しかしだからこそ、使いこなす楽しさもレンタルブログとはまるで別物です。それぞれに違った良さがありますので、まだブログを体験されたことのない読者の皆さまにも、ぜひ一度使い比べてみることをお勧めします。
なお3月からは、この「比企ライフネット」もMT3.2の新機能を活かし、少しずつリニューアルを進めていきたいと思っています。
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2006年02月21日
読者の皆さまへ ブログ不具合のお詫びと復旧のお知らせ
昨晩より本日2月21日夜9時過ぎまで、当「比企の里ブログ」に閲覧やコメント投稿、トラックバック送信ができなくなる不具合が生じておりました。
読者の皆さまにはご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げるとともに、今現在までにほぼ復旧が済みましたことを、お知らせいたします。
今回の不具合は、ブログCGIソフトのバージョンアップ作業に伴うもので、運営サーバー等には何ら異常はないことを、あわせてご報告申し上げます。
なおこの作業により、当ブログは最新バージョンのCGIソフトによる運営へ移行完了いたしました。
項目: 管理人からのお知らせ
2006年02月17日
長瀞町宝登山の蝋梅(ロウバイ)
2月13日、埼玉は朝から一日中、雲がほとんどない晴天に恵まれました。
都内から久しぶりに帰ってきた妹の提案で、両親も誘いドライブへ出発。
行き先は、私も以前から行ってみたかった宝登山(ほどさん)の蝋梅園です。
この冬は近年でも稀な寒さで、例年より開花が遅れ気味だったそうですが、
風もなく穏やかな早春の陽を浴び、この日はようやく満開に近付きました。
△蝋梅の花(ロウバイ、ロウバイ科)
多分これは満月という品種だと思います。丸くふっくらした花の姿が美しく、
元になった素心蝋梅(ソシンロウバイ)より花弁も大きく賑やかな感じです。
△満開の蝋梅(ロウバイ、ロウバイ科)
日当たりの良い場所はご覧の通り、もうすっかり満開です。
信じられないほど抜けるような青空のもと、暖かな黄色が対照的です。
△両神山遠望
こちらは素心蝋梅でしょうか。向こうに両神山が望めます。
長瀞蝋梅園は、ちょうど長瀞町と皆野町との町境に位置します。
△宝登山山頂付近からの展望
標高497mの山頂からは、荒川の流れや秩父盆地を囲む山々が一望
できます。写真では見えませんが左の方に小川の名峰、笠山の頂も。
大勢の観光客がこの眺望と、蝋梅の甘い香りを楽しんでいました。
△武甲山遠望
秩父のシンボル、武甲山です。少し霞んでしまいました。
この蝋梅の花の季節が終わる頃、すぐ隣りの梅園が見頃を迎えます。
宝登山山頂付近には、満月、素心蝋梅など約2,000本のロウバイが植栽されています。この日は平日だったにもかかわらず大勢の観光客が訪れ、ロープウェイも7分間隔のフル操業で運行していました。
△▽外秩父 登谷高原牧場の山羊たち
帰り道、皆野町の登谷高原牧場へ寄ってみました。夕日も迫る頃、
レストハウスはもう閉まっていましたが、柵の外でのんびり草を食む
山羊たちに会うことができました。とても人に馴れています。
予定外の半日ドライブに、撮影機材をあわてて準備。
家族行動でしたからゆっくり撮影する間もありませんでしたが、昨年秋に体調を崩して以来、実に3か月ぶりの撮影行になりました。
家族も実に楽しそうでしたが、私にとってもリハビリ(大げさ?)とニコンD200の初出動、そして先月末に発売されたばかりのシグマ製ズームレンズの試写も兼ねての、とても充実した小旅行でした。やっぱり山を歩くのは気持ちが良いです。これでやっと元の自分に返ることができました。
D200は終始快調。シグマの最新ズームレンズは素晴らしく鮮鋭且つクリアな描写で、ちょっとこわい位でした。D200とのオートフォーカスの相性は、非常に良いようです。このコンビ、これからは私の標準装備になりそうです。
*撮影データ*
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞 宝登山 長瀞蝋梅園
同 皆野町三沢 登谷高原牧場にて
2006年2月13日撮影
Camera:Nikon D200
Lens:SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
*参考サイト*
ながとろ(長瀞町観光協会公式サイト):ロウバイ開花状況
みんなのみなの観光情報(皆野町観光協会公式サイト):みどころ
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2006年02月10日
(株)ニコンがD200の縞状ノイズに対応
まさか!? 当サイト初公開の試写画像が…。
ニコンD200の初期製造分には、画面の一部または全面に縞状のノイズが出やすい個体が存在する。このことはすでに、デジカメ関連の各WEBサイトではポピュラーな話題になっているようです。
本日2月10日、(株)ニコン(以下、ニコン)はこの現象について、自社サイトのFAQページで正式にユーザーからの問合せへの回答を示しました。
Nikon Imaging:サポート
Q&A カメラ デジタルカメラ
↑「デジタル一眼レフカメラ 対象製品」欄の「D200」を開き、
「検索テキスト」へ「縞、スジ」と入力し検索してください。
「NIKKEI NET」:2006年2月10日付「IT-PLUS」記事
ニコン、デジタル一眼レフ「D200」の縞問題でカメラを無償調整
「デジカメWatch」:2006年2月10日付記事
ニコン、D200の「縞現象」についてFAQページで言及
~希望者に無償で調整
ネットで予約注文し、D200を発売当日に入手した私です。この現象に「無縁なはずがなかろう」と思っていらっしゃった読者の方も、決して少なくはないことでしょう。ずばり正解! “図星”です(笑)。
長らくお待たせいたしました。それではお目にかけましょう。D200購入以来、当サイト初公開の試写画像です。それにしても、記念すべき最初のカットが、まさかこのようなものになろうとは…(ご覧のとおり、>>蛍光灯<<です)。
△縞ノイズ現象の事例。ISO200撮影時(左)と、ISO1600撮影時(右)。
いずれもRAWモードで撮影し、「Nikon Editor」で現像したものです。
私の個体では今のところ、ISO100時に縞ノイズの発生は見られません。
クリックで100%大(3872×2592ピクセル)の画像が開きます。
ご注意)左は約1.13MB、右は高感度ノイズを含むため約2.70MBあります。
◎この記事中の各画像は、どうぞご自由にお使いください。
▽上の事例の左側、ISO200撮影時の蛍光灯中央下を切り出した画像です。
(上段、100%大)このように、明暗差が極端な部分に縞模様が生じます。
(下段、600%大)縞ノイズは決まって2ピクセル間隔で繰り返されます。
インクジェットプリンターを使い、上の100%大の各画像を160dpi(約A2判相当)でプリントした場合、間近で観察すれば縞ノイズを確認することはできます。しかし、観賞距離を適切に取ると、確認は非常に困難です。
個体差もあるかと思いますが、私が入手したD200は、ただちに調整が必要なほど顕著な縞ノイズが発生することはないようです。ニコンのサービスセンターへは、何かついでのときにでも持参してみようと思っています。
なお、今回お見せした事例は、この現象の発生が分かりやすいよう、特別に工夫して撮影したものであることをお断りしておきます。
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2006年02月06日
(株)ニコンより、フィルムカメラ製品ご愛用の皆様へ (その2) および、交換レンズ増産計画 (その2)
(株)ニコンより、フィルムカメラ製品ご愛用の皆様へ (その2)
(株)ニコン(以下、ニコン)が「フィルムカメラ製品ご愛用の皆様へ」と題し発表した2月3日付声明を改めて読み返してみたのですが(2月4日付記事参照)、その冒頭の部分が少し気になりました(以下、抜粋)。
先般、1月11日、弊社は「フィルムカメラ製品のラインアップ見直しについて」お知らせ致しました。この件につきましては主に日本国内で大きく報道され、多数のお客様から様々なご意見、お問い合わせをいただいております。
フィルムカメラから撤退するのかというお問い合わせも少なからずいただいておりますが、〔中略〕基本的に本事業を継続していくことを改めてお知らせ申し上げます。
「主に日本国内で大きく報道され」というのは多分、1月13日付「朝日新聞」に「ニコン、フィルムカメラから撤退へ デジカメに押され」という見出しで掲載された「カメラメーカーのニコンが、フィルムカメラから事実上撤退する」と報じた記事のことなどを指すのでしょうか? まさかその前日、私がこのブログにアップした1月12日付記事のことではありますまい(笑)。
私がその日の記事の最初で「まさしく最後通告だな」と正直な感想を述べ、その後に「トップメーカーがフィルムカメラから事実上の撤退予告」という見出しで話を続けたのは、新聞記事ではなくニコン自らが発表した声明を読み、言葉で記されていなくてもその状況を「事実上の撤退」と受け止めたからです。
もっとも、「見直し」や「縮小」という表現を用いた報道に比べれば、「事実上撤退する」と朝刊1面で断じた「朝日新聞」が日本中に反響を増大させたことは確かでしょう。しかし、「多数のお客様から様々なご意見、お問い合わせをいただいて」の声明再発表にしては、2月3日まで約3週間も時間がかかっています。
そこで、もっと別のきっかけがあるのではないかと自分のブログを読みあさったところ、次の引用が目に留まりました(1月21日付記事参照)。1月21日付「朝日新聞」の「天声人語」からです(以下、抜粋)。
ニコンもフィルムカメラからの事実上の撤退を発表した。こうした流れの中で『撤退しません』という富士写真フイルムのコメントが目についた。
「人間の喜びも悲しみも愛も感動も全てを表現する写真は、人間にとって無くてはならないものであり……その中でも銀塩写真は、その優れた表現力等でデジタルに勝る優位さもあり、写真の原点とも言えるものです」。なかなか熱がこもっている。
これですね、きっと! いや、間違いなく!
他ならぬ「天声人語」で他社の賞賛の引合に出された以上、「業界のリーディングカンパニー」(2月3日付、ニコン発表の声明より)を自負するニコンがそのまま黙っているわけにはいかなかったのでしょう。写真文化への貢献について、2月3日付声明の後半で富士写真フイルム(株)(以下、フジフイルム)と同様の姿勢を示したのは、同業者としての共鳴というより競争意識の表れだったのですね。それでわざわざ、改めて…。
「天声人語」もなかなか罪作りではありますが、そのおかげで今いちばん聞きたかったことを、ニコンから聞けたように思います。
2月4日付記事のはじめに私は、「『写真文化振興の担い手』について、2週間前に私がこのブログへ書き記した問いかけに応じるかのような声明を、業界の一員である(株)ニコンが昨日2月3日に発表しました」と書きましたが、これで私の問いかけに応じたわけではなかったらしいことがほぼ判明いたしました。
いえ、要はそれが言いたかったのです(笑)。
交換レンズ増産計画 (その2)
フォトテクノロジーのデジタル化が進む中、古くから写真産業界をリードしてきたニコンとフジフイルムが相次いで一層の「写真文化」への貢献をアピールしていますが、もう1社同じ意向を表明してきたメーカーを取り上げてみたいと思います。
2月3日付記事で交換レンズ増産計画についてお伝えした、ペンタックス(株)(以下、ペンタックス)です。
2005年2月に開催された米国における恒例の国際映像機材展「PMA(PHOTO MARKETING ASSOCIATION) 2005」出展に際し、ペンタックス上級執行役員イメージングシステム事業本部長の鳥越興さんが日本のITニュースサービス会社、(株)Impress Watch(以下、インプレス)からのインタビューに答え、その中で次のように語られています。
「デジカメWatch」 PMA 2005 記事リンク集:2005年2月25日付記事
「写真を撮る文化」をデジタル世界でも定着させたい
~ペンタックス 鳥越興 上級執行役員インタビュー
“写真を撮るカルチャー”とは、我々の企業文化そのものでもあるんです。
〔中略〕我々のデジタル一眼レフカメラビジネスは昨年からスタートし、おおよそ3年計画で製品ラインを充実させていきたいと思ってきました。ペンタックスの基本スタンスは“売れる製品を企画する”ことではなく、“写真を撮影するユーザーにとって良いものを”というものですから、時間に拘っているわけではありません。
カメラの世界というのは、ユーザーとメーカーが直接、密にコミュニケーションできる業界だと思っています。ユーザーも写真が好きならば、メーカーも写真文化のために努力を重ねている。そうした部分を活かし、ユーザーからのフィードバックに耳を傾けた製品作りをしたいものです。
〔中略〕デジタルカメラではカメラ屋だけでなく、家電屋さんも参入しました。彼らの経営手法はとても速い。そのスピードは我々にとっても多いに参考になりました。これにより、従来型のカメラベンダーのビジネスモデルは根底から変化しなければならなくなりました。
デジタルの世界で進化の速度が上がることは仕方がありません。企業として、その速度には対応していかなければならない。しかし、だからといって製品をコロコロと変えていては本当の意味でのカメラユーザーは育ちませんし、ついてきてくれないでしょう。我々が脈々と持ち続けてきたカルチャーは、そのまま今後も保ち続けるつもりです。
インプレスからの「どのインタビューでも、デジタル一眼レフカメラ市場全体の過熱ぶりについて伺っているのですが、この点をどのように見ていますか?」との問いに、「確かにやや過熱気味だと思います。フォトカルチャーに携わっている企業人として、あまり熱を出しすぎて業界が倒れてもらっても困ります。我々は元々、一眼レフカメラのメーカーとして成長してきた経緯がありますから、この分野への思いは人一倍あるつもりです。その思いを活かしていきたいですね」と答えられたところから始まる、鳥越さんの熱いメッセージの一端をご紹介させていただきました。
さて、見出しに「交換レンズ増産計画 (その2)」と掲げたので、ペンタックスが今後どのようなレンズを送り出すかについても触れなければなりません。同社には描写にもデザインにも、また仕上げにもこだわった高品位レンズシリーズがあります。最後に、「Limted」と刻印されたそのシリーズに対するメーカーとしての考え方を、鳥越さんへのインタビューからご紹介したいと思います。
ある意味、Limtedレンズのような商品は、我々のような小規模なメーカーにしか出来ないと思っています。Limitedが追っているユーザー層は、決して“マス”ではありませんから、マスをターゲットにしたメーカーはシリーズ化できないでしょう。これは我々の会社だからこそ、という特長だと捉えていますから、今後も拡充させていきます。
ニコン、フジフイルム、そしてペンタックス
デジタルカメラを製造しているメーカーは今挙げたほかにも数多くあるはずですが、機会ある度これほどまでに自らを「写真文化(フォトカルチャー)」に携わる企業であるとアピールしているメーカーは、なかなか見当たりません(広く文化全般を対象にアピールする企業の方が多いせいもあるかと思いますが)。そしてなぜか、私がこれまで好んで使用したカメラやレンズ(大判カメラ用も含む)は、奇しくもこの3社の製品が圧倒的に多いのです。デジタル一眼レフにしても同じです。不思議な縁だと思います。
私が写真を撮るための道具に求める理想とこれら3社のそれとの間に、どこか相通じるものがあるのか。それとも私がこれら3社に知らず知らずのうちに洗脳されてしまったのか(笑)。
「写真文化」が時代の転換期を迎え、大波打ち寄せる中、なにやら同じ箱舟に乗ってしまったような感も無きにしも非ずですが、果してその行く末や如何に? まさに神のみぞ知る、であります。
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2006年02月04日
(株)ニコンより、フィルムカメラ製品ご愛用の皆様へ (その1)
<管理人より>
これからの「写真文化振興の担い手」について、2週間前に私がこのブログへ書き記した問いかけに応じるかのような声明を、業界の一員である(株)ニコンが昨日2月3日に発表しました。全文をここにご紹介いたします。
(株)ニコンより、フィルムカメラ製品ご愛用の皆様へ
(株)ニコン:2006年2月3日付ニュース
フィルムカメラ製品ご愛用の皆様へ
平素よりニコン製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
先般、1月11日、弊社は「フィルムカメラ製品のラインアップ見直しについて」お知らせ致しました。この件につきましては主に日本国内で大きく報道され、多数のお客様から様々なご意見、お問い合わせをいただいております。
フィルムカメラから撤退するのかというお問い合わせも少なからずいただいておりますが、1月11日にご案内申し上げました通りF6とFM10、そしてそれを支えるニッコールレンズ群40本以上、アクセサリー群については今後とも生産を継続し、フィルムカメラへの強い需要、皆様からのご支援がある限り、基本的に本事業を継続していくことを改めてお知らせ申し上げます。引き続きフィルムカメラへのご愛顧、お引き立ての程宜しくお願い申し上げます。
時代の流れに合わせデジタルカメラに経営資源を重点的に投入し今後の新しい写真文化向上に貢献していくことはもちろんですが、弊社はニコンカメラのルーツであり、独特の豊かな表現力、質感、奥深さを持つフィルム写真をこれからも大切にしてまいります。そして業界のリーディングカンパニーとして映像文化を支えて来た誇りを持ち続け、様々な写真展支援やフォトコンテストへの協賛といった活動を通して、写真文化全般の振興にも引き続き注力してまいります。
今後ともニコンを宜しくご支援いただきますとともに、ニコン製品を引き続き末長くご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
先に富士写真フイルム(株)が1月19日付で発表した声明の中で、「人間の喜びも悲しみも愛も感動も全てを表現する写真は、人間にとって無くてはならないものであり、長年のお客様のご愛顧にお応えするためにも、写真文化を守り育てることが弊社の使命であると考えております。〔中略〕更なる写真文化の発展を目指すとともに、写真をご愛顧いただけるお客様、ご販売店様の支援を今後とも続けてまいる所存です」と表明したことに続き、(株)ニコンも上記声明の中で「デジタルカメラに経営資源を重点的に投入し今後の新しい写真文化向上に貢献していくことはもちろんですが、〔中略〕業界のリーディングカンパニーとして映像文化を支えて来た誇りを持ち続け、様々な写真展支援やフォトコンテストへの協賛といった活動を通して、写真文化全般の振興にも引き続き注力してまいります」と表明しています。
声明の要旨は両社とも銀塩写真やフィルムカメラの関連事業継続を伝えるものですが、その中で「写真文化の発展」や「写真文化全般の振興」という言葉を用い、それぞれ写真文化への貢献を誓っている点が印象的です。このことはただ単に、既存事業の継続がすなわち写真文化の振興を意味する、ということではなく、また決してデジタルフォト事業ではそれが実現できない、ということでもないのでしょう。改めて考えてみるとやはり、新たに写真産業界へ進出してきた家電産業界やIT産業界に属する各企業へのけん制、自社のこれまでの実績に基づく優位性の主張とも受け取ることができるように思います。
デジタル製品はインターネットと融和し、人、物、組織間の双方向通信を世界中に広めつつあります。たいへん便利なことだとは思いますが、それでも企業が文化に貢献しようとするなら、顧客と直接、かつくり返しコミュニケーションをとる機会を自ら創り出す能力が問われることになるでしょう。そうした課題への各社の取組みに、今後も注目したいと思います。
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2006年02月03日
交換レンズ増産計画 (その1)
<管理人より>
ご参考として、次のページもあわせてお読みいただければ幸いです。
今回のペンタックスの工場拡張について、個人的には少々複雑な心境です。
比企ライフネット(当サイト):2002年8月19日付話題
小川生れの珠玉の逸品 ペンタックスレンズの思い出
交換レンズ増産計画
京セラ(株)(以下、京セラ)やコニカミノルタホールディングス(株)(以下、コニカミノルタ)のように写真産業界から撤退する企業が相次ぐ中、2月1日、私も長い間製品を愛用してきたペンタックス(株)(以下、ペンタックス)が、一眼レフカメラ用交換レンズの工場拡張を発表しました。
ペンタックス(株):2006年2月1日付プレスリリース
ベトナム工場の生産能力増強について
1月6日にもキヤノン(株)(以下、キヤノン)が、やはり同じようにレンズ工場の拡張を発表しています。
キヤノン(株):2006年1月6日付ニュースリリース
キヤノンが大分キヤノン安岐事業所内に
新工場棟の建設を計画いたしました。
工場拡張の目的として、ペンタックスは「今後見込まれるデジタル一眼レフカメラ用交換レンズの需要増に対応するとともに、より一層のコスト競争力強化を図るため」とし、キヤノンは「昨今の急激なデジタル一眼レフカメラ市場の成長に伴い、交換用レンズの需要が急速に拡大しており、今後のさらなる需要拡大に向けた生産規模の拡張が急務となっています」と説明しています。
ペンタックスは海外、キヤノンは国内での工場拡張ですが、察するにキヤノンのオートフォーカス機構はカメラ本体側ではなくレンズ側へ特殊モーターを組込む方式なので、国内工場の方がモーター製造元からの部品調達や急な仕様変更への対処などに有利という判断も働いているのかも知れません。
両社とも、デジタル一眼レフの小型軽量化と低価格化については他社に先駆けて成功しており、その自信が今回の交換レンズ増産計画にも表れているのでしょう。(株)ニコンにしてもプロ用機の早期成功やトップメーカーとしてのブランドイメージなどの支えがあるのに比べ、京セラ、コニカミノルタとも残念ながらこれらすべての点で出遅れた感は否めません。レンズの設計や製造技術は高く評価されてきた両社だけに、それら光学事業が企業の経営を支え切れなかったのは何とも皮肉なことです。
先にデジタル一眼レフの小型軽量化と低価格化に触れましたが、ペンタックスはその極致とも言える新製品を2月下旬に発売するとのことです。
ペンタックス(株):2006年1月27日付プレスリリース
気軽に撮影を楽しめる
レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「PENTAX *istDL2」
都内のある量販店では、予約時から本体価格が税込6万円を割っているのですから驚きです。キヤノンが昨年3月に発売した入門機、EOS Kiss Digital Nが同じ店で今も本体税込9万円台が相場ですから、ざっと4万円もの差があるとみて良いでしょう。
*istDL2はシャッターボタンと同軸に「デジタルプレビュー」という、言わば試し撮り専用のシャッターレバーを新しく採用した点に特長があります。特殊な技術は必要としないアイディア勝負の(これが本当の?)新機軸ですが、初心者より、厳密な撮影結果を求めるプロの方が欲しくなってしまう機能です。画像が保存されないので削除操作は必要無く、節電効果や部品の負荷軽減、記録メディアの障害回避等も期待できるのですが、このように他社には案外思い付かないような発想をさり気なく標準装備にしてしまうところが、ペンタックスには昔からありますね。
販売価格が下がればもちろん収益に影響します。一定水準を保つには、常に他社より優れた新製品を市場へ送り続けなければなりません。開発から製品反映への期間をいかに短縮するかが勝負ですが、その手法が果していつまで続けられるのか、という疑問も残ります。
どんな新技術もいつかは成熟を迎え、市場も飽和するでしょう。しかしメーカーはその後も、利用者のサポートを健全経営の元で維持していかなければなりません。
技術開発だけでなく、近い将来必ず訪れることになる成熟市場を生き抜く知恵も、メーカーは開発しなければならない時期を迎えることになるでしょう。道具として製品をみたとき、標準の機能として何が本当に大切か真摯に考え抜くことのできるメーカーに、その成功を期待したいと思います。
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