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2005年08月20日
8月27日(土)、午前11時からNHKで生ごみ資源化産出液肥がTV放送 (「小川町まっぷ」より)
☆8月19日付けメルマガ「小川町まっぷ」(発信:生活工房「つばさ・游」)
♪生ごみ資源化産出液肥がTVで放送されます♪ からの転載です。
生ごみ資源化産出液肥がTVで放送されます
-正確には、使っている市民が家庭菜園しているところ-
時:8月27日(土) 午前11時~同11時30分
NHK総合(1チャンネル) 番組名 「月刊やさい通信」
内容:
小川町で行われている生ごみ資源化事業から産出される液肥を使って市民が家庭菜園をしている様子が紹介されます。
この市民というのが、昨年、生活工房が主催しました「不耕起農業体験講座」に参加された方です。9日に撮影が行われましたがインタビューアーはコピーライターの糸井重里さんです。
*関連ページ
○『ほぼ日刊イトイ新聞』
糸井重里さん主宰の、
「インターネットで毎日お送りする、ちょっとほかにはない、たのしい新聞」
です。
「月刊やさい通信」の紹介ページとそのバックナンバーはこちら。
○生ごみ資源化事業について (NPOふうど)
○ロケ風景 (生活工房「つばさ・游」)
<游こめんと>
生ごみを空気(酸素)がない状態に置いておくと、バクテリアの作用で液体肥料とメタンガスになるなんて、とても不思議です。
この液肥がとっても、有効だそうです。
生ごみは、そのまま堆肥にしてしまうと、悪い菌も、残ってしまう可能性があるけど、空気がない状態だと別物に変化して、無害になるそうです。
私も、この液肥を使って、庭で家庭菜園できないかな、なんて考え始めています。
*管理人、ヒロキより
生ごみ資源化事業の野菜交換会について、7月31日付記事もご覧ください。
<管理人、ヒロキのコメント> 〔8月27日追記〕
上記7月30日付記事でもご紹介した野菜交換会の野菜たちも、仲良く並んでテレビに出演してましたね。皆さま、ご覧になりましたか?
30分番組の中の、1コーナーでの「生ごみ資源化事業」紹介でしたが、制作スタッフの方々は何度も小川町まで足を運ばれての取材でした。この事業の発端や関わってくるテーマなど、掘り下げ始めるとそれこそ底なし沼にはまってしまうくらい(?)、奥の深~い、先の長~い題材なのですが、丹念な取材でよくまとめてくださったと思います。
番組の終わりの方で、NPOふうど代表の桑原衛(まもる)さんが糸井重里さんと交わした会話。じ~んと来るほど印象的で、説得力がありました。
桑原さん:
(生ごみ発酵プラントは)今は1つで、町には「(小川町環境)基本計画」っていうのがあって、これを8基、これの5倍くらいの大きさですね…太いやつが3基あれば小川町全体の生ごみを資源化できるんです。
糸井さん:
こういうサイズの町にいちばん合ってたってことですね。特に、東京通勤圏の人もいて、交じり合っているって所は、昔だったら仲が悪くなっちゃってもおかしくないんだけれど、いい輪ができましたね。
桑原さん:
小川町の場合は、幸いそういうことに熱心な人たちがたくさんいて、だからこそささやかなものだけども、回っていると思うんですね。
そして、糸井さんは今回の取材を次のようにまとめてくださいました。
「循環」っていう言葉の中に、“人の循環”も入ってないと続かないってことですよね。天然には、そう簡単にできるわけないんで、人の循環を設計する桑原さんのような、多分海外でも相当苦労してきたんだと思いますよ、その人がどういうことを人が喜ぶとか、嫌がるとか、人の心の方を先に考えている感じがしたんですね。だから、うまく行ってるんじゃないかな。
誰かの「お役に立つ」って、
うれしいこと。
↑
ここの農業のしくみ 糸井重里
“人の循環”…! 私はぜんぜん苦労が足りません(恥)。
ここで、受信者の皆さまにお詫びがあります。
番組の途中、まことにお見苦しい場面がありました。
野菜交換会での突然のインタビューを受けた一住民の某中年男児。どう答えたものか本人も忘れかけていたのを、たぶんカットされているだろうと思いつつ恐る恐る放送を見ていたら、あれ?
「ごみの分別はやってみると簡単でした」
みたいな、そんな、あまりにも、初歩的過ぎる。。。
今思えば言いたかったんですよ、初めて映るテレビで本人はそれを(笑)。
貴重な国営放送の電波を、どうもありがとうございました。
(はじめは当日放送のニュースの取材かと思い、ボツになったと「ホッ」としていたのですが、後日「つばさ・游」さんからこの番組の取材だったことを知らされ唖然。もっと「出てください」とも誘われたのですが、どうかご勘弁を~。)
*トラックバック先へのリンク
家庭用生ごみ処理ペールを試し始めたという、
なおみさんのブログ『ちょっとだけのらしごと』です。
液肥も堆肥も作れる優れモノだそうですよ。
地元では購入の際、自治体の補助金制度が利用できるそうです。
この記事へトラックバックしていただいた、
じゅんさんのブログ、『グリーンのある生活』です。
なおみさんの記事とは、こちらのコメント欄で出会いました。
こうしたこともまた、糸井重里さんのお話の中に出てきた「人の循環」と言うことができるのかもしれないですね。
項目: 小川町まっぷ , 放送 , 自然利用・環境保全 , 農林畜産水産・造園園芸 | コメント (4) | トラックバック (2)
2005年08月10日
8月7日、“里の杜”で夏の草刈りが行われました (東小川)
夏草や 生えて刈られて また生えて
グラウンドワーク“里の杜”づくり実行委員会では、苗木から雑木林を育てるため、定期的に草刈りをしています。私もこの日、鎌を片手に参加しました。
△草ボウボウの“里の杜”
今年4月24日開催の創立5周年記念イベントの状況と比べてみてください。
それにしても、今日はまた朝から一段と暑い(@o@;)ゞ
△上の写真の反対側の様子(左)
こちらの方は、だいぶ林らしくなってきました。
△中央の広場に用意された杭(右) さて、これは何に使うのでしょう?
△斜面の遊歩道の整備(左)
この作業を道普請(みちぶしん)と呼ぶ会員さんもいます。
杭はここに使うんですね。
△木陰で休憩(右)
5年余の活動の中で、一番気温が高い日だったかもしれません。
Tさん持参の業務用扇風機のお陰で、気分はすっかり「軽井沢」?
△適度に(?)さっぱりした“里の杜”(左)
林が育てば良いわけで、熱射病になる前に解散となりました。
△遊歩道の進捗状況(右) 楽しみはまだまだ続きます(笑)
△草の成長は早く、ひと月もしないうちに、たぶん元通り。。。
〔グラウンドワーク“里の杜”づくり実行委員会とは?〕
2000年春、東小川1丁目の荒れた谷津にクヌギやコナラなどの苗木を植え、雑木林の下刈りをし、昔ながらの里山環境を再生しようと発足しました。
グラウンドワークとは、行政、住民、企業が一体になって進める事業です。
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2005年07月31日
7月30日、「小川町生ごみ資源化事業」の野菜交換会がありました (「小川町まっぷ」より)
☆7月30日付けメルマガ「小川町まっぷ」
(発信:生活工房「つばさ・游」)からの転載です。
<游こめんと>
今日は、小川町で行われています「生ごみ資源化事業」の野菜交換会です。
もちろん、私も、野菜boxを貰いに行きます。
何が入っているのかな、楽しみです。
△今回の野菜box。ぜ~んぶ有機無農薬栽培の小川町産です。
<管理人コメント>
私の家もこの事業に参加していて、毎回野菜が楽しみです。
今回の野菜はかぼちゃ、玉葱、クッキングトマト(生もOK)、じゃがいも、ピーマン、ニンニク、きゅうり、モロヘイヤ、ナス、オクラの10品目でした!
「生ごみ資源化事業」とは? 昨年の記事も併せてご覧ください。
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2005年07月01日
7月3日、オオムラサキ放蝶会がカタクリとオオムラサキの林で開催されます (「小川町まっぷ」より)
☆7月1日付けメルマガ「小川町まっぷ」(発信:生活工房「つばさ・游」)
♪オオムラサキ放蝶会♪ からの転載です。
オオムラサキ放蝶会(投稿)
時:7月3日(日)10時~
所:カタクリとオオムラサキの林(下小川地区・仙元山ふもと)
http://tsukigawa.com/
主催:下小川三区コミュニティ倶楽部
問い合わせ:小川町観光協会 0493-72-1221(内線231)
*管理人より
2002年開催時の様子はこちら(羽化シーンの連続写真もご覧になれます)。
詳細は次のサイトをご参照ください。
○『槻川散策マップ』
○『小川町役場公式サイト』
紹介ページ:「オオムラサキの放蝶会を行います」
<游こめんと>
内洞沢のホタルの最盛期の模様が比企の里・ヒロキさんから送られてきましたので、upしました。
http://tubasa-u.com/(←トップページにしばらくの間掲載中です。)
(夜間の撮影はかなり難しいみたいですね。何人もの方が挑戦していました)
昨夜も見てきましたが、まだまだ、たくさん飛んでいました。
人が少なかったので、ホタルのはかなげな光が、ふわっと飛んで、飛び交って、静寂のうちに、それはそれは幻想的です。
upした時には500頭以上いたように思います。
また、先日、東松山でもホタル鑑賞会があり、招待されて見てきました。
ホントに人が全然、手を入れてない所で、良かったです。
ホタルが出始めて、地域の方が環境に関心を持ち、どうやったらこの環境が守られる、との声が出始め、考えるようになった、と市担当者が喜んでいました。
<管理人コメント>
一時は忘れ去られたかのように、ひっそりとしていた内洞沢でした。
それが、蛍の生息できる環境が甦ったことで、本当にたくさんの人たちが訪れる憩いの場所になりました。
現地でホタルの世話をしている清水さんのお話しでは、このあとゲンジボタルの季節が終わると、7月上旬にはヘイケボタルが現れるそうです。
幼虫の成育が良かったので、今年は数千頭は飛ぶのではないかとのこと。
昼はオオムラサキ。夜はホタル。貴重な昆虫を大切にしたいですね。
ゲンジホタルの光跡の撮影法ですが、私の場合次の条件を目安にしました。
・デジタル一眼レフに広角レンズをセットし、三脚へ固定
・撮影感度:ISO1600相当
・絞り:f/2.8
・シャッター速度:B(バルブ)にして約10~30秒間露光
(長時間露光用ノイズリダクション機能併用)
・ピント:目測で手動調整
露光時間は長い方が、光跡もたくさん写ります。
雲に月明りや街明りなどが反射して明るい夜は、背景が昼間のように写ってしまうので、15秒前後で打ち切ります。
ホタルとの距離が近い場合は、絞りをf4程度まで絞っても大丈夫のようです。
その方が、手前から奥まで、ピントの合う範囲が深くなるメリットも得られます。
バッテリーの消耗が早いので、予備は多めに用意します。
ヘイケボタルは光がずっと弱いので、撮影はもっと難しいかもしれません。
図鑑などでも、あまり作例は見かけないですね。
ホタルの接写も現地で検討してみましたが、これは専門家でないと難しい(^_^;)
構図やピントを合わせるための、あまり眩しくない照明(ホタルは懐中電灯を嫌います)。そして、ホタルの輪郭を浮き出させるためのストロボにも、相当の工夫が要りそうです。三脚も接写やローアングル撮影に適したタイプを選ばないといけません。
たくさんの人が観賞や撮影に訪れる場所では迷惑行為になってしまいますので、実行するなら最盛期に入る前にしないといけないでしょうね。
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2005年06月27日
6月26日、内洞沢のゲンジホタルが最盛期を迎えました
〔2006年7月8日追記〕
内洞沢のホタルが「朝日新聞」で紹介されました。
ブログ「小川町ライフ '06」の2006年7月8日付記事をご覧ください。
〔追記、了〕
☆6月27日付けメルマガ「小川町まっぷ」からの転載です。
(発信:生活工房「つばさ・游」)
たくさんの人たちが鑑賞に訪れました
画題:『内洞沢に舞う源氏蛍(光跡)』-ゲンジボタル、ホタル科-
埼玉県比企郡小川町中爪内洞沢にて
2005年6月27日、21時頃撮影
Camera:PENTAX *istD
Lens:SMC PENTAX-DA 14mmF2.8ED[IF]
撮影感度:ISO1600相当、絞り:f/2.8
シャッター速度:B(バルブ)にして約25秒間露光
(長時間露光用ノイズリダクション機能併用)
<游こめんと>
昨夜は、内洞沢にホタルがたくさん飛んでいました。
う~ん、300匹、それ以上いたでしょう。
今日、明日あたりが最盛期でしょう、と清水さんがおっしゃっていました。
たくさんの方がお見えになっていましたが、暗いので顔が判らず、昨夜のホタル鑑賞会では、来られた方、ご挨拶が出来ず、申し訳ありませんでした。
さて、この地が産廃予定地であることをご存知の方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか?
ただ「綺麗」だけでなく、こういった自然環境を守るのは自分達であることを知って頂ければ、自費で手入れされている清水さんの気持ちが報われるのでは。。。
<管理人コメント>
昨晩は信じられない光景を目の当たりにしました。
2日前の夜とは比べものにならないくらい、たくさんのホタルが内洞沢に群舞していたのです。
谷津の奥の杉木立がホタルの光に彩られ、まるでクリスマスのイルミネーションのよう。
日曜日ということもあって、たくさんの人たちが鑑賞会を催し、清水さんも案内に大忙しでした(^^)。
私が参加した“里の杜”で催されたのは「ほたる観照会」。
『新明解 国語辞典』(三省堂刊)によると、「観照」とは、
一切の感情を殺して冷静に、人生や自然や美などの抽象的な物事について、それはどういうものかと根本的に思索すること。
とあります。
いえ、実際はごく和やかな催しでしたが、こうした環境が保てる地元をしみじみ「良いところだなぁ」と、みんな実感を新たにしました。
水源地の自然環境や生態系、そして住環境を守りたい。
農薬の後は、産廃がこの内洞沢の環境を脅かそうとしています。
清水さんの取り組みを、どうやって多くの人たちの間に広げていけば良いのでしょうか。
税金を滞納したため町が差し押さえているとはいえ、現地の大部分は依然、産廃業者の私有地です。
それを町が“ホタルの名所”として宣伝するには無理があります。
(町は町内各所にホタル保護地区の標識を立てていますが、内洞沢のホタルの標識は清水さんの手作りです。)
マスコミにとっても、報道の仕方が難しいニュースなのではないでしょうか。
今の私には、こうしてブログで情報を発信したり、機会あるたびに現地の写真を出展し、事情を説明させていただく位いしか思いつくことができません。
現状では公の機関に頼る術がない以上、私たち個人一人ひとりの声を集め、大きくしていくほかにないのではないでしょうか。
どなたか、お知恵をお貸しください。よろしくお願いします。
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「生ごみ資源化事業」の愛称をNPOふうどで募集 (「小川町まっぷ」より)
☆6月27日付けメルマガ「小川町まっぷ」(発信:生活工房「つばさ・游」)
♪生ごみ資源化の愛称募集中♪ からの転載です。
生ごみ資源化の愛称を募集中
問い合わせ・申し込み先:NPOふうど 電話0493-74-2624
今、小川町では、NPOふうどと住民と行政が協働して「生ごみ資源化事業」を行っています。
これは、生ごみを住民が分別し、小川町が集め、NPOふうどがバイオガス技術を用いて、液体肥料とメタンガスにするものです。
この液肥は、地元の農家で使われ、お米や野菜の栽培に役立っています。
さらに、この生ごみの焼却費用>資源化費用の差額が益として出され、分別に協力している家庭に「生ごみクーポン券」(foodo という地域通貨)として、還元されています。詳細はこちら(NPOふうど公式サイト内)。
今回、この「生ごみ資源化事業」の愛称をNPOふうどが募集中です。
家庭から出た生ごみが、また野菜になって還ってくるこの仕組みにぴったりな、意義ある素敵な名前をNPOふうどが募集中です。
奮ってご応募下さい。
採用者には、この液肥から出来たお米や野菜がプレゼントされるそうです。
<管理人コメント>
この「生ごみ資源化事業」は現在、小川町の東小川とみどりが丘で実施中。
約100世帯が参加し、私の家もお世話になっています。
手作りのバイオガスプラント1基の処理能力ではこの世帯数が限界で、すでに2基目の計画が町との間で進められているそうですよ。
液肥で育った農作物も徐々に地元の市場へ流通しているので、たくさんの人に親しまれる“新ブランド”が誕生すると嬉しいですね。
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2005年06月25日
6月24日、内洞沢のゲンジホタルが間もなく最盛期です
〔2006年7月8日追記〕
内洞沢のホタルが「朝日新聞」で紹介されました。
ブログ「小川町ライフ '06」の2006年7月8日付記事をご覧ください。
〔追記、了〕
画題:『内洞沢に舞う源氏蛍(光跡)』-ゲンジボタル、ホタル科-
埼玉県比企郡小川町中爪内洞沢にて
2005年6月24日、21時15分頃撮影
Camera:PENTAX *istD
Lens:SMC PENTAX-DA 14mmF2.8ED[IF]
撮影感度:ISO1600相当、絞り:f/2.8
シャッター速度:B(バルブ)にして約25秒間露光
(長時間露光用ノイズリダクション機能併用)
24日(金)の夜8時半~9時半にかけて、再び内洞沢を訪れました。
先週に比べ何倍にも増えたホタルに改めて感動。
まだまだ増えるのでしょうか?
見物の人も絶え間なく訪れて、もうすっかりホタルの名所になりましたね。
現地にお住まいの清水さんが、入口に標識を立ててくださったおかげです。
内洞沢のホタルについて(6月18日付記事より再掲載)
内洞沢(うちぼらざわ)は遠ノ平山から湧き出た清水流れる、それはそれは美しい谷津です。
自宅がすぐ側なのでしばしば散策に訪れますが、その度に写真で実際の美しさを表現するのは“至難の業”だと教えられます。
春に“里の杜”の皆さんと見学に訪れたときのレポートを5月1日付記事に掲載しています。
昨晩(6月17日)8時半頃、ホタルの様子を確かめに行ったのですが、ざっと見渡してゲンジボタルが10匹位でしょうか。
最初、谷津の奥へと入って行ったとき、明かりが見えたので「先客が来ているのかな?」と思ったほど、想像していたよりずっと明るかったので驚きました。
まるで別世界に迷い込んだかのように1人でぼう然と眺めていたら、気が付いたときには1時間近く経っていました(笑)。
◎入口
ホタルの生息地へは、R254小川バイパスの中爪橋のたもと(下り線東小川寄り)から階段で下りることができます。順路標識が立てられています。
◎交通・駐車場
東武東上線・JR八高線小川町駅から、小川パークヒル行き川越観光バスで約10分、(東小川)五丁目下車。徒歩約5分
小川町駅発時刻表
小川パークヒル発時刻表(五丁目発は1分後が目安)
↑注:土休日の帰りの終バスは、五丁目発20:01頃です。
バイパスの中爪橋と菖蒲沢橋(東武東上線との交差部)との間、下り線道路脇に小さな駐車場があります。満車の際は、東小川5丁目のセブンイレブン(距離約400m)や、嵐山町志賀のドライブイン(距離約800m)等で時間を潰す方法もあります。
◎必要な物
街灯はまったく無いので懐中電灯を用意してください。
(足元だけ照らすようにしてください。)
順路以外は草刈りがされていないので、ヘビが多く棲んでいます。万一に備え、履物には長靴をお勧めします。
◎ご注意
順路標識に沿って、環境を荒らさないよう注意して静かに散策してください。くれぐれも近隣の民家に近付かないよう、迷惑をかけないようにしてください。
本当は、ホタルなど貴重な生物の生息地は、生態系や周辺環境の保全ためにも、無闇に公表するものではないのかもしれません。
ただし、“内洞沢”は特別です。
これは、現地にお住まいを移し、たったお1人でホタル復活への取組みを始められた清水さんの意志でもあります。
(階段作りや順路の整備等も清水さんの個人負担です。)
今から約8年前、民間業者がこの谷津に産廃処理施設を造ろうとしました。
農業用水の水源地であり、間近に住宅地もあるというのにです。
この計画は私たちの地元の反対署名運動もあって沈静化していますが、いつ再浮上するか分かりません。
内洞沢と周辺地域を環境破壊から守るためには、もっと多方面からの協力が必要です。
それには、より多くの方々に現地の自然環境の素晴らしさを知っていただき、親しんでもらうことが一番でしょう。
ホタル復活は環境保全のシンボルなのです。
項目: 自然利用・環境保全 | トラックバック (0)
2005年05月01日
グラウンドワーク“里の杜”づくり実行委員会が創立5周年記念イベントと、蛍の生息地、内洞沢(うちぼらざわ)の見学会を開催しました
〔2006年7月8日追記〕
内洞沢のホタルが「朝日新聞」で紹介されました。
ブログ「小川町ライフ '06」の2006年7月8日付記事をご覧ください。
〔追記、了〕
町内各地から自然利用・環境保全活動に取り組む団体や関係者が集い合い、交流を深めました
4月24(日)、東小川1丁目の“里の杜”で創立5周年記念イベントが開催され、私も会員(3年生)として参加しました。
笠原町長をはじめ、町内各地で自然利用や環境保全活動に取り組まれている方々から、たくさんのお祝いと励ましの言葉をいただきました。
〔グラウンドワーク“里の杜”づくり実行委員会とは?〕
2000年春、東小川1丁目の荒れた谷津にクヌギやコナラなどの苗木を植え、雑木林の下刈りをし、昔ながらの里山環境を再生しようと発足しました。
グラウンドワークとは、行政、住民、企業が一体になって進める事業です。
〔当日お集まりいただいた自然利用・環境保全関係者の方々〕
行政:
笠原喜平 小川町長
団体:
小川町土木技術研究会(“里の杜”協力企業団体)
小川町風土活用センター NPOふうど(生ごみ資源化事業など)
里山クラブ “you-you”(飯田里山体験広場、角山滝ノ沢町有林など)
下小川三区コミュニティ倶楽部(カタクリとオオムラサキの林など)
個人:
清水浩史さん(中爪内洞沢の蛍など)
森林アドバイザー 森田さん
以上の方々から祝辞をいただいたほか、多くの関係者の皆さまがお集まりくださいました。お忙しい中を、どうもありがとうございました。
△(左)式典が始まる前にひと仕事。椎茸のほだ木の追加や下刈り、ゴミ拾いなどの整備活動をしました。
△(右)前回用意したほだ木から椎茸が続々生えています。
△(左)式典・総会の後は町内の皆さんもお誘いし、お待ちかねの記念イベントです。好天に恵まれ、野外コンサートは文字通り青空コンサートになりました。
△(右)東小川の音楽家、遠藤ひとみさんと仲間の皆さん。楽器も曲目もバラエティ豊かでとても楽しい一時を過ごせました。どうもありがとうございました。
△(左)お昼はバーベキュー。テーブルを囲んで皆の会話もはずみます。お互いの情報交換で、小川町の自然は手入れをすればまだまだ回復できることが分かってきました。みんなでやりたいことがますます増えてきました。
△(右)“里の杜”のあゆみをお手製紙芝居で振り返りました。荒れ放題だったこの谷津は、残土の捨て場所だったので土中に石が多いことが心配されました。初めのうちは、根の生長が阻まれて枯れてしまう苗木もありましたが、諦めずに手入れを続けた甲斐もあってようやく雑木林の姿が見え始めています。
△広場を囲む若い樹々たち。5年の年月を経てここまで大きくなりました。
(2005年5月5日撮影)
△最初の写真の場所を反対から見たシーン。右の斜面は一面アズマネザサ(篠竹)などで覆われていましたが、2月の活動ですっかり綺麗になりました。中央の樹は自生のミズキ。たくさんの白い花が初夏の訪れを告げています。その奥はちょっと育ち過ぎの大木。長年手入れをする人がいなかったためで、寿命も短く、どう扱うか会にとっても課題になっています。
(2005年5月5日撮影)
△(左)直径1cmくらいの可愛いらしいお団子を発見! ノウサギの糞でしょうか!? “里の杜”は落葉広葉樹林と適度な草地がつながっていて、ノウサギの生息に適した条件が備わっています。現に見たという人もいて、実は私も去年の秋に子ウサギと出会ったばかりです。
△(右)春の里にはやっぱりタンポポが似合います。このタンポポには総ほう弁が反り返らない在来種(カントウタンポポ等)の特徴が見られます。
昼食の後は蛍の生息地、内洞沢(うちぼらざわ)の見学会も開催
内洞沢で里山環境の再生に取り組んでいらっしゃる清水さんの提案で、昼食の後は現地の見学会が開催されました。“里の杜”とは1キロも離れていない場所にあり、より奥行きの深い自然の魅力が残されています。
△春爛漫の内洞沢(2005年4月中旬撮影)
ほんの数十年前まで、内洞沢の谷津田には「提灯要らず」と言われるほどたくさんの蛍が群舞したそうです。それが、休耕田が増えるに連れ環境の荒廃が進み、いつしか蛍たちも離れて行ってしまいました。
清水さんは十数年前、たったお一人で蛍が棲める環境の整備を始められました。絶滅したと思われていた昆虫や植物が次々に復活しましたが、念願の蛍だけはどうしても戻ってきてはくれませんでした。そこで研究の末、幼虫の飼育を手がけ、4年前に30匹ほど、初めて湧水路へ放流したそうです。それから3年、なんと去年夏には数百匹にまでその数が回復! 今では協力してくれる人も増え、清水さんの活動の成果は大きく実ってきたのです。
〔蛍が見られる時期の目安〕
ゲンジボタル:6月20~30日頃(ヘイケより湧水路の上流に生息)
ヘイケボタル:7月上旬頃(発光はゲンジよりずっと弱い)
*懐中電灯をお持ちください。
*生息地へは、R254小川バイパスの中爪橋のたもと(下り線東小川寄り)から 階段で下りることができます。この階段も清水さんの手作りです。
△内洞沢手前の谷津田跡は、ヘイケボタルたちの格好の棲み家。雑草や藪に覆われていたのが、清水さんの手入れのおかげでこんなに明るい水辺になりました。「いつかはここで稲作り体験も…」清水さんたちの夢は広がります。美しい景色に惹かれ時折スケッチに訪れる人の姿も! 「ありがたいですね」と清水さん。
△(左)谷津の奥へと続く町道を案内する清水さん(右奥の青い服の男性)。この辺りの湧水路はゲンジボタルたちの棲み家です。やがて幼虫が土の中で蛹になる季節。木立の間を野鳥のさえずりと爽やかな風が通り抜けていきます。
△(右)バイパス脇の入口の方へと戻ります。橋の先はすぐ東小川パークヒルの住宅街です。
気になること(忍び寄る産廃業者の影)
今から8年前のこと、民間業者がこの内洞沢に産廃処理施設を造ろうとしました。8年間で32万tの一般産業廃棄物焼却灰、焼却残渣を埋め立てようというのです。農業用水の水源地であり、間近に住宅地もあるというのにです。
この計画は地域住民の反対署名運動もあって沈静化していますが、いつ再浮上するか分かりません。町は「第3次総合振興計画基本構想」で、内洞沢は文教系活用を図る地区としています。今は、業者が税金を滞納したため、用地を町が差し押さえている状況です。
内洞沢を産廃業者の手に渡さないことが行政に求められていますが、最大の抑止力はやはり、住民をはじめこの地の自然を愛する人々の関心ではないでしょうか。
〔小川町議会でも一般質問が相次ぐ〕
内洞沢問題は町議会でも重視され、これまでにも多くの町議さんが一般質問を繰り返し、さまざまな提言をしています。私はすべて傍聴してはいないので発言内容をご紹介することはできませんが、次の町議さんのサイトに大変参考になるページがありますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
(議会議事録は町立図書館で閲覧できます。)
(50音順・敬称略 政党会派を問わず)
金子美登(よしのり)
「一般廃棄物処分場計画について」
(平成15年9月第3回定例会一般質問発言通告より)
森田みどり
「みどりの風通信 NO.10(2004年9月議会)」(PDFファイル)
「2004年9月議会一般質問の要旨」(PDFファイル)
柳田たえこ
「内洞沢レポート」(「おげんきですか」2004年10月の議員活動報告より)
〔県知事も産廃処理施設の規制の不備を指摘〕
上田清司埼玉県知事は2004年9月、1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)の知事懇談会で「水源地の隣に産廃処理施設を造っても規制できない」と法的な不備を指摘。認可基準について都県レベルの独自規制を検討したいと表明しています(4都県で共同研究して行くことで合意)。
項目: 催し物全般 , 自然利用・環境保全 | トラックバック (0)
2005年02月21日
3月5日、小川町の生ごみ資源化事業を「地球温暖化対策のための地域ミーティング in さいたま」で発表 (2月21日「小川町まっぷ」)
☆2月21日付けメルマガ「小川町まっぷ」(発信:生活工房「つばさ・游」)
♪広げよう環境ネットワーク♪ からの転載です。
地球温暖化対策のための地域ミーティング in さいたま
~広げよう環境ネットワーク~
http://www.foodo.org/info/kankyou-network-saitama-symposium.htm
プログラム:
・主催者挨拶 13:30~13:50
・基調講演 13:50~14:50
「地球温暖化と私たちの暮らし」
飯島 希(ほまれ)氏(気象予報士)
(休憩) 14:50~15:00
・温暖化対策活動の事例発表 15:00~15:30
鏑木孝昭氏(神奈川県地球温暖化防止活動推進センター長)
・埼玉県内の先進事例発表 15:30~16:30
「地域で取組む環境教育 Kids ISO」
鶴見城二氏(NPO法人宮代水と緑のネットワーク代表理事)
「地域で取組む自然エネルギーと循環型社会」
桑原 衛氏(ふうど=NPO法人小川町風土活用センター代表)
http://www.foodo.org/
日 時:平成17年3月5日(土) 午後1:30~(受付1:10~)
会 場:さいたま共済会館会議室6F 第2ホール
さいたま市浦和区岸町7-5-14 Tel 048-822-3330
JR「浦和」駅西口より徒歩10分
定 員:150名
参加費:無料 但し 資料代 会員 無料/非会員 500円
主 催:NPO法人環境ネットワーク埼玉(NPO法人認証申請中)
後 援:埼玉県、環境省関東地区環境対策調査官事務所
この事業はサイサン環境保全基金の助成を受けています
問い合わせ・申し込み先:NPO法人環境ネットワーク埼玉
http://www.geocities.jp/kankyou_saitama/
<游こめんと>
京都議定書が発効されました。
地球温暖化防止状況は、のっぴきならないものがあります。
京都と日本の地名が付く条約です。
さて、1月7日にNPO法人環境ネットワーク埼玉の設立総会が開催され、NPO法人申請がなされました。
それを記念して、講演会が開催されます。
この講演会には、小川町のNPOふうどが招待されて、代表の桑原さんが事例発表を行います。
目下、小川町で行われている生ごみバイオガス資源化事業が紹介されます。
生ごみは、その80%以上が水です。水に石油をかけて燃やす、という矛盾する無駄なことを、今のごみ行政はしている訳です。
小川の事例は、生ごみは宝だ~、もったいない、精神で資源化して、液体肥料とメタンガスにしようというプランです。
つまり、生ごみから、食糧とエネルギーを得て、循環する仕組みです。
この二つを自給することができれば、小川は独立国になれる!!!
自分達の暮らしを他人任せにしない、真の自治プランだと感じます。
みなさんは、小川町の生ごみ資源化事業は、行政がやっていると思っている方が多いと思うのですが、実は、一つのNPOがほとんどを担っています。
生ごみ資源化プラントもNPOのみなさんのボランティアの手作り。
技術もお金も、すべて、NPOの自前なのですよ。驚きでしょ。
住民が提案して、住民の団体が主体的に行っている事業は、全国広しと言えどそう多くはないと思います。
小川の誇り、だと私は思いますが、みんさんはどうお考えでしょうか。
項目: 小川町まっぷ , 自然利用・環境保全 , 講演会・講習会・勉強会 | トラックバック (0)
2004年08月07日
生ごみ資源化事業の野菜交換会
今朝は、小川町環境衛生課と“NPOふうど”、地元有機農家の方々を中心に実施されている「小川町生ごみ資源化事業」の野菜交換会がありました。
○NPOふうど公式サイト
トップページ・小川町生ごみ資源化事業
箱の中には地元の新鮮夏野菜が満載! キュウリ、ジャガイモ、オクラ、カボチャ、トマト、ナス、モロヘイヤ、キャベツ、ピーマン、ゴーヤーにスイカまで入っているではないですか。
しあわせ~(^^)
この事業では家庭から出る生ゴミを分別回収し、微生物の力で発酵させ、バイオガス(メタンガス燃料)や液肥に変えています。
これらは地元の有機農家の皆さんが役立ててくださっています。
水分を含んだゴミは焼却処分すると燃料を消費しますが、その節約もできるので、このメリットは一石二鳥どころではありません。
そこで、協力参加している家庭にお礼としてクーポン券が配られ、毎年夏と秋の2回、こうして野菜と交換してもらえるのです。
いいでしょ!
来年の春までに新しいプラントの建設予定もあって、参加者の追加募集も行われるそうですよ。
*追記 (2005年7月現在)
新プラントについては、建設用地選定中とのことです。
項目: 自然利用・環境保全 | コメント (2) | トラックバック (0)